20210131
配信のお知らせ─
■青花茶話|2|松本武明|工芸祭・うつわノート・中国
https://www.youtube.com/watch?v=RDnud-TZNr0
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2020年2月、神楽坂で「青花の会|工芸祭」を開催しました(以下)。テーマは「『生活工芸』以後の工芸」、監修はうつわノートの松本武明さんと Gallery SUの山内彩子さんでした。今回、松本さんには、工芸ギャラリーの役割を問うことが主眼だった工芸祭をあらためてふりかえり、その後の疫病下で加速した傾向について、そして2021年に予定している中国での「うつわノート展」のことなどもうかがいました。
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/kogei2020.html
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写真は「青花の会|工芸祭」会場。
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■通信講座|工芸と私6|広瀬一郎+井出幸亮|「生活工芸」前史としての1970年代
□公開|1月18日−2月21日|約90分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=522
20210130
公開のお知らせ(冒頭部分をYouTubeにアップしました)─
■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ9|『工芸青花』ノヴゴロド特集と降誕図
□公開|1月29日-2月28日/約100分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=526
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*冒頭部分(約10分)は以下で御覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=i3Tig5Zx_Yw&t=5s
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写真はサンクトペテルブルク上空。一昨年秋、取材の帰途。
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『工芸青花』15号
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html
20210130
公開のお知らせ─
■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ9|『工芸青花』ノヴゴロド特集と降誕図
□公開|1月29日-2月28日/約100分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=526
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〈11月刊の『工芸青花』15号では、ロシアの古都ノヴゴロドの聖ソフィア大聖堂の扉口やイコンをたくさん(60ページ!)紹介しています。ドイツでつくられたとされるロマネスクのブロンズ扉はとても表情ゆたか。ごきげんなイエスや、愛らしい動物たちに魅せられます。今回は、ロマネスクとロシアイコンをともにみることができる稀有な聖堂のお話と、中世の降誕図をみながらクリスマスを味わいたいと思います〉(金沢さんから。本講座は2020年12月に自由学園明日館で開催された講座「キリスト教美術をたのしむ61」と同じ内容です)
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『工芸青花』15号
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html
20210129
展覧会のお知らせ。リード追加しました。─
■「生活工芸の作家たち4:つどう」展
□2月26日-3月7日@工芸青花(神楽坂)
□安藤雅信+辻和美+三谷龍二
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210201.html
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「ふつう」「ふぞろい」「もよう」とつづけてきて、今年は「つどう」。昨年までは「物」が主題でしたが、今回は「行為」です。いわゆる「生活工芸」の眼目は物ではなく、物と人、物と場所、物と物といった関係にこそ生じるもの、と考えるようになりました。したがって、今展の出品作(全9組)は3人の共作です。それぞれにテーマがあり、監修者もいて(3人が3組ずつ担当)、そのプランにあわせて3作家が作品(構成要素)を新作しました。人と物が「つどう」ことでなにが生じるのか、御覧いただけましたら幸いです。
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写真は打合せ風景。
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関連企画です。
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■講座|赤木明登+安藤雅信+内田鋼一+辻和美+三谷龍二+村上隆|「生活工芸」の時代
□2月28日(日)14時@自由学園明日館講堂(目白)
*来週より受付開始します
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会期のまえに。
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■通信講座|工芸と私6|広瀬一郎+井出幸亮|「生活工芸」前史としての1970年代
□公開|1月18日-2月21日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=522
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*冒頭部分(約15分)は以下で御覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=-xeqmVx3ikU&t=714s
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「生活工芸の時代=2000年代」をふりかえる。
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■青花茶話|1|牟田都子|生活工芸と私
https://www.youtube.com/watch?v=jbomQzgTwX0
20210128
六本木で骨董通販サイト(seikanet)の打合せ。監修者の高木孝さん(古美術栗八)は、かつて腕ききの映像ディレクターでした。写真は高木さんの絵コンテ。サイトは3月1日から。20210125
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第40回。毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。─
氷花という美しい語があります。この週の氷花は、北海道から稽古にかよう人が持参したものです。折口信夫は日本の詩歌をてのひらできえる雪にたとえました。花もまたそうでしょう。(川瀬敏郎)
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花=青木、スノードロップ、氷
器=古銅仏花瓶
撮影=佐々木秀基/川瀬敏郎事務所
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詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=527
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「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/zTR6grr6YVwWMzgTZNeKlQ
20210124
配信のお知らせ─
■青花茶話|1|牟田都子|生活工芸と私
https://www.youtube.com/watch?v=jbomQzgTwX0
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あらたなこころみとして、音声のみの配信をはじめました。初回は校正者の牟田都子さんのお話。
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いわゆる「生活工芸」の最盛期は2000年代。それをになったのは作家やギャラリーだけでなく、雑誌、料理家、スタイリストたちも多くのファンをひきつけていました。『アルネ』『クウネル』『天然生活』『リンカラン』『住む。』『日々』。今回お話をうかがった校正者の牟田さんは、20代でそれらと出会い、多大な影響をうけたといいます。いまふりかえる「あのころ」のこと。
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写真は『工芸批評』(新潮社青花の会刊)より、安藤雅信作品。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-hihyou.html
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■展覧会|生活工芸の作家たち4:つどう
□2月26日-3月7日@工芸青花(神楽坂)
□出品|安藤雅信+辻和美+三谷龍二
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210201.html
20210123
公開のお知らせ─
■通信講座|工芸と私7|安東敬三|骨董と私
□公開|2021年1月21日-2月21日/約90分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=525
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*冒頭部分(約15分)は以下で御覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=D6gOjJWaYh4&t=13s
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安東さんのことは、はじめは古道具坂田の坂田さんからききました。大分にカゲン(花元)という、若い人がはじめた店がある──坂田さんはうれしそうでした。この講座では、安東さんが店をはじめるまでの話──古時計が好きだった少年時代、東京でライブハウスをわかせていたロックバンド時代──から、骨董商になったきっかけ──石をめぐる、古美術栗八の高木さんとの奇縁──そして山あり谷ありの「骨董屋という仕事」について。物が人にみえてくるのが骨董のよさ(らしさ)だと思うのですが、あらためてそれを実感する(すなわち心あたたまる)夜でした。
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写真ひとつめは安東さんがかつてあつかった絵唐津(『工芸青花』13号より)。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika013.html
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「あなぐり」は、安東さんほか7名の骨董商がこの2月(27−28日)に神楽坂でおこなう催事です。〈それぞれが本当に心を奪われたもの、手放しがたいもの、特別な思い入れがあるものだけを並べるというシンプルなものです。ですからオールジャンル、何が出てくるか分かりません。売れる、売れないや、流行などを全く気にせずに8人の古美術商が真に心を奪われた品々だけを並べて皆さんにお見せできればと思っています〉(安東さん)。あたたかな会になりそうです。
https://www.instagram.com/anaguri8/
20210121
六本木で骨董通販サイト(seikanet)の打合せ。3月1日から。─
#古美術栗八 #花元 #南方美術店 #lapinart
20210119
公開のお知らせ─
■通信講座|工芸と私6|広瀬一郎+井出幸亮|「生活工芸」前史としての1970年代
□2月21日まで公開
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=522
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現代日本における、食器を主とする生活道具(手工芸)のある種の傾向(物の様式にかぎらず、作り手の属性、紹介・販売の新機軸、需要層の属性等ふくむ)に「生活工芸」の名が附与されたのは、(公的には)2010−12年の「生活工芸プロジェクト」展(金沢21世紀美術館)からですが、その後、西麻布「桃居」店主の広瀬一郎さんがとなえつづけている持論は、1990−2010年代を「生活工芸の時代」とみなす、というものです。
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私が思うに「生活工芸」の歴史的意義はおもに2000年代の動向にあり、工芸史にとどまらないその文化史的意味の再解釈・再発見を期し、先月から美術家の村上隆さんと当時の当事者たちの取材をつづけているのですが(『工芸青花』17号特集)、広瀬さんにとくにききたかったのは、1990年代の話でした(写真)。
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慶大法学部卒業後、70年代に神保町でカフェを、80年代に青山でバーを、そして1987年から西麻布でふだんづかいの(個人作家の)器を(個展形式で)あきなうさきがけの店として「桃居」をはじめた広瀬さんは、いわゆる「小商い」の先駆者であり、本人の自意識(いわく「桃居はバブルにおどる同時代からの退却戦」)とはうらはらに、時代をつくってきたひとりです(複数の工芸作家の証言によれば、当時「桃居」こそが最先端にみえたとのこと)。
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村上さんとの取材では、「生活工芸の時代=2000年代」のまえに「うつわの時代=1990年代」があったこと、その実相と背景についてきいたのですが、今回の通信講座は1970年代の話。「生活工芸」の主役のひとりであり支持者でもある広瀬さんの、いまにつうじる思想形成期であり、坂田和實が目白で古道具坂田をはじめ(1973年)、村上春樹が国分寺でジャズ喫茶をはじめた(1974年)ころの話でもあります。
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■広瀬一郎他著『工芸批評』
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-hihyou.html
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■展覧会|生活工芸の作家たち4:つどう
□2月26日-3月7日@工芸青花(神楽坂)
□出品|安藤雅信+辻和美+三谷龍二
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210201.html
20210118
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第39回。毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。─
厳冬の蕭条たる世界にも、どこかに小さな緑があります。それに眼をとめ、すくいあげる、なげいれだからこその花。そこに人間の温情がやどるのです。(川瀬敏郎)
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花=寒葵
器=古銅曾呂利花入
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=521
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「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/zTR6grr6YVwWMzgTZNeKlQ
20210115
日置路花の書、販売のお知らせhttps://www.kogei-seika.jp/shop/hiokiroka.html
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〈25年前に初めて書を買った。路花さんの書だった。(略)書の作品とは、用途を持ち、自由に加工するには不便とも思える文字を、心の内側にとらえ、咀嚼し、これに、これまで積み重ね、又、捨てさってきた技量や経験をぶつけ、自らの裸を曝し生み出すものだ。書きに書き続け、自分を捨て、練り、絞り、表現する過酷な世界、単なるテクニックなんてものは通用しない〉(坂田和實「路花さんの書」『工芸青花』15号より)
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御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/list.php?category_id=25
20210114
『工芸青花』15号https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html
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写真は「書と古道具─坂田和實と日置路花」特集より、路花さんの筆。「書ける」筆にはめったにめぐりあわない。価格ではない。相性もある。めぐりあうと、ぼろぼろになるまで(書けなくなるまで)つかいつづける。
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御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=499
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『工芸青花』他、青花の会刊の本を販売してくださるお店を募集しています。info@kogei-seika.jp までお知らせいただけましたら幸いです。
https://www.kogei-seika.jp/book/
20210112
アクセサリ販売のお知らせ─
■ロマネスク・アクセサリ|ベアトゥス写本
□監修|金沢百枝+制作|佐藤祐子
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ロマネスクの聖堂をめぐっていると、美しい空間のなかに、思わず微笑んでしまうような造形があります。10世紀後半から12世紀につくられたロマネスク美術は、古典古代の規範からも、近世ルネサンスの価値観からも自由な、西洋美術の歴史のなかでもとくべつな時代、と私は考えています。今回のアクセサリは、青花が本づくりを主とする会なので、中世写本をテーマとし、彩飾写本の華である「ベアトゥス黙示録註解写本」のうち、ロマネスク期の2冊をえらびました。しっかりと大地に根づいた聖堂を思わせる、存在感のあるアクセサリ。こんな御時世だからこそ、心はずむものでありますように。(金沢百枝/美術史家)
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詳細はこちら。金沢さんのベアトゥス講座も視聴できます
https://www.kogei-seika.jp/shop/romanesque_accessory.html
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御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/list.php?category_id=24
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写真1枚目はスペイン、シロス修道院の金沢さん。
20210111
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第38回。毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。─
すべて梅です。梅は莟でも一輪でも、枝にも力があり、精神の高潔を思わせる花。冬の黒々とした大地に咲く春のさきがけであり、器も黒っぽいものをよくつかいます。(川瀬敏郎)
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花=白梅
器=李朝黒釉壺
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=520
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「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/zTR6grr6YVwWMzgTZNeKlQ
20210108
李鳳來『李朝を巡る心』https://www.kogei-seika.jp/book/richou.html
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〈その清廉かつ厳正な審美眼によって、1972年開店以来、孤高ともいうべき独自の姿勢を貫いてきた著者の姿を、私は長年まぶしいものとして眺めてきた〉〈美しいもの心惹かれるものに出逢うと、李さんの佇まいを想い浮かべることしばしばである〉〈滝の水を浴びた心持ちを覚えた。ひとは、このように生きることができる〉──平松洋子/『東京人』2016年8月号
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〈本を読んで泣いたなどといふ経験が、この数十年間、わたしの人生にあつただらうか。わたしはこの本に泣かせられた。一行一行、ひとことひとことが、強い力を持つてゐる本。だがそれは決して膂力といつたものではなく、透過力とでもいひたい、まるで李朝のやうな不思議な力だつた〉──小倉紀蔵/『工芸青花』6号
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御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=87
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『工芸青花』他、青花の会刊の本を販売してくださるお店を募集しています。info@kogei-seika.jp までお知らせいただけましたら幸いです。
https://www.kogei-seika.jp/book/
20210107
〈漫画、アニメ、そして生活工芸と、戦後日本を代表する文化を支えているのは大衆です。(略)草の根的な美の流通が、奇跡的に美しい成り立ち、ありようで行なわれていて、しかもバブルが崩壊したゆえにますますきらめき、その「清貧」のポジティブなムードに作家が寄ってきたし、客も吸いよせられてきたのだと思います〉(村上隆「バブルラップ展で伝えたかったこと」『工芸青花』12号)https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika012.html
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昨年12月、アーティストの村上隆さんと「生活工芸」の作家たち5人(赤木明登、安藤雅信、内田鋼一、辻和美、三谷龍二)をたずねました。1泊2日で松本、輪島、金沢、四日市、多治見へ。最後のギャルリももぐさには、偶然、皆川明さんもいて、安藤・皆川・村上の鼎談になりました(写真)。
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『工芸青花』の特集取材でした(未刊)。2月28日には、上記5作家と村上さんの公開座談もおこないます(於自由学園明日館。詳細は後日)。青花12号の村上さんのインタビュウ(2万字)も読みごたえがあります(残部僅少)。
20210106
展示等のお知らせです。─
展観|生活工芸の作家たち4:つどう
日時|2月26日-3月7日|15-19時
会場|工芸青花(神楽坂一水寮)
出品|安藤雅信+辻和美+三谷龍二
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210201.html
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出品作は9点(9組)。いずれも3人の共作です。写真は昨年10月、ギャルリももぐさで相談する作家たち。
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同展会期中になりますが、2月28日午後、目白の自由学園明日館で公開座談をおこないます。司会は美術家の村上隆さん。話者は赤木明登さん、安藤雅信さん、内田鋼一さん、辻和美さん、三谷龍二さん。テーマは「生活工芸」です。
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昨年12月、村上さんと上記5作家の工房をたずねました。『工芸青花』「生活工芸」特集(未刊)の取材です。なぜこの5人なのかは、以下の私(菅野)の文ですこし説明しています(またあらためて書きます)。村上さんとの取材は続行中です。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20180101.html
20210105
通信講座のお知らせです。好評のシリーズ、1月24日までの公開です。ズーム形式の動画なので、画像/資料も声も明瞭です。─
■通信講座|河島思朗|ギリシア神話入門|ホメロス『イリアス』の世界|全3回
□1月24日まで公開
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=463
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河島さんから......古代ギリシア・ローマの神話や文化を知る新しいシリーズです。3回にわたり古代ギリシアの詩人ホメロスが作った『イリアス』の世界を見つめます。
『イリアス』は紀元前8世紀ころに作られた叙事詩で、現存するヨーロッパ最古の文学作品です。口承によって伝えられた詩ですが、全24巻もあります。トロイア戦争の伝説を題材としているので、わたしたちが読むことのできるギリシア最古の神話でもあります。アキレウスやヘクトール、アイアースなどの英雄たちが活躍する世界、オリュンポスの神々がとりまく世界です。
『イリアス』は古い神話を伝える物語ですが、文学作品としての完成度がとても高く、ヨーロッパ文学のなかでもっとも重要な作品のひとつでもあります。戦争を題材としていますので、人間の生と死が如実に表されます。そこでは「生きるとは何か」が問われています。
第1回は『イリアス』が織りなす世界を概観し、文学作品としての特性と主題を明らかにします。それは、いま、わたしたちがこの作品を読む意味を問い直すことになります。第2回は『イリアス』に描かれる運命に着目し、人間の死、そして生の在り方について考えます。第3回は神々と人間のかかわりを見つめ、ギリシア神話が息づく文化に触れます。全3回の講座を通じて、2800年間世界中で読まれつづけた『イリアス』を味わいます。
20210104
今年もよろしくお願いいたします。─
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=519
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正月のめでたさは個人的なものではなく、万人の、国土の幸福を願うこと。ハレとはそういうものと、年をかさねるにつれ思うようになりました。紅白、松竹梅をいれています。(川瀬敏郎)
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花=雲龍梅、紅白椿
器=古清水扇面花入
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/zTR6grr6YVwWMzgTZNeKlQ