20250417
〈五十嵐真理子さん(注・草友舎)が書いた「青花の会骨董祭」の題字も、今では会のイメージに欠かせないものになっている。菅野さんによると五十嵐さんに依頼した理由は「これまでの骨董イメージにありがちな重厚さ、マッチョな感じから遠ざかりたかった。五十嵐さんの書く文字に、軽やかさ、風通しの良さを感じていたから」とのこと〉(大塚麻央「骨董と私、あるいは骨董祭と」)─
青花骨董祭の監修者・大塚美術の麻央さんが、今年の冊子によせた文から。今年10回目(10年目)の骨董祭だが、初回からロゴは五十嵐さんの書き文字だった。草友舎にお願いにいったとき、ひどくおどろいていたけれど、最後には、だめだったらすててほしい、とひきうけてくれた。「日課観音のつもりで」とそのとききいた言葉どおり、届いた紙の厚い束には、数百におよぶ「青花の会骨董祭」という文字と、日々の日付が記されていた。そのうちの一葉を、10周年を記念して、今回軸装してもらった。藍染の裂、染付(青花)の軸先などは大塚さんが考えてくれた。時期も会場もかわる今年の骨董祭なので、このあたらしい軸を、あらたな気持で、感謝をこめてかけたいと思った。
─
青花の会|骨董祭2025
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2025.html
■日時
5月16日(金)16-19時 *内覧会(青花会員及び御招待者)・販売有
5月17日(土)11-18時
5月18日(日)11-17時
■会場
青花室|東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
■入場料1500円
*2日間(5月17・18日)共通・小冊子付・再入場可
*青花会員は無料です
*入場券は17日午前11時より会場受付で販売します
■出展
井上オリエンタルアート日本橋/大塚美術/花徑/花元/神 ひと ケモノ/画室/工藝丹中/古童/古美術うまのほね/古美術川﨑/古美術京橋/古美術小林/古美術陣屋/古美術錫/古美術肥後/古美術三樹/古美術山法師/古美術28/綵花堂/四方堂/志村道具店/草友舎/素骨庵八木/となりのトトや/中上/秦志伸/前坂晴天堂/利菴アーツコレクション/gallery uchiumi/honogra/IMADO/LAPIN ART GALLERY/SEKIGAWA FINE ART/Swallowdale Antiques


20250416
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は李朝石筺、随想は「伊勢屋さんのこと」です。自分にも、若いころ、なぜかやさしくしてくれた先輩がいた──とひさしぶりに思いだしました。見返りをもとめない、でも身内とはちがう、かわいた、あたたかなやさしさ。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/074.html
─
〈会話する相手もなくなり、好みの古画が出品されるのをただじっと待つしかありませんでした。昼食も一人で食べていたのですが、そんな私に親しく声を掛けてくれたのが伊勢屋さんです〉
─
古美術栗八・高木さん監修による骨董通販サイト「seikanet」も更新しました(月2回更新)。今回は特集「花」です(4月30日まで)。
─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-94


20250414
杭州での展観、はじまりました。初日の土曜はあいにくの風雨(前日も翌日も快晴……あらためて雨男を自覚しました)でしたが、ありがたいことに満席の会場で、川瀬さんの花についての対談をおこないました。主著『花をたてる』は白洲正子の宿題(「日本の花」とはなにかという問い)にたいする、およそ40年かけてのこたえであること。白洲さん歿後、川瀬さんの花をかえたのは東日本大震災であり、よって、川瀬さんの仕事は『一日一花』以前と以後にわけられること。そして、会場からの質問にこたえるかたちで、亡霊としての花、ワキとしての花人、といった話などしました。会期は4月27日まで。本でみるのとはまったくことなる現前に、ぜひ立ちあっていただけたら、と思います。─
■花之本―川瀨敏郎花道藝術|菅野康晴攝影作品展
□2025年4月12-27日|11-18時|元白gallery(杭州市西湖區留和路139號東信和創園31幢)
https://www.instagram.com/gallery_yuanbai/
─
川瀨敏郎先生為花道藝術作出了巨大的貢獻,亦形成了他獨特的「花」之哲學,他的實踐和思想深深影響著每一個「花」人。此次展出的30幅花藝攝影作品,均由《工藝青花》主編菅野康晴先生拍攝於過去十年間,並首次在中國展出。從策展到具體的工作,每一個步驟雙方都緊密配合,很榮幸與大師和前輩們同行。特別感謝為這次展覽做出貢獻的人!
─
写真|元白 gallery






20250412
杭州での展観は明日から。対談もあります。『工芸青花』の取材のほうも、みなさんのおかげで順調です。─
■花之本―川瀨敏郎花道藝術|菅野康晴攝影作品展
□2025年4月12-27日|11-18時|元白gallery(杭州市西湖區留和路139號東信和創園31幢)
https://www.instagram.com/gallery_yuanbai/
─
■開幕對談|菅野康晴(《工藝青花》主編)+唐詩(獨立編輯/譯者/撰稿人)
□2025年4月12日14-15時@元白gallery
─
川瀨敏郎先生為花道藝術作出了巨大的貢獻,亦形成了他獨特的「花」之哲學,他的實踐和思想深深影響著每一個「花」人。此次展出的30幅花藝攝影作品,均由《工藝青花》主編菅野康晴先生拍攝於過去十年間,並首次在中國展出。從策展到具體的工作,每一個步驟雙方都緊密配合,很榮幸與大師和前輩們同行。特別感謝為這次展覽做出貢獻的人!
─
此次展出的花藝攝影作品,均攝於過去十年間。其中多為配合《工藝青花》專題創作的花,涵蓋茶道、古立花、佛教美術、古代等多個主題。然而,我始終認為,唯有超越這些具體的類別,方能抵達「花」之本質。我所追尋的,既非日式花道的古典範式,亦非當代藝術的表現形式。窮盡人為之力以逼近自然,消弭自然與人工的界限——此即我所理解的「花」。或許,它能夠超越國家與文化差異,成為一種普世的存在。(花道家/川瀨敏郎)
─
本次展出的攝影作品,皆為《工藝青花》專題採訪期間所攝。《工藝青花》每年發行兩期,由我負責編輯與攝影工作。
我與川瀨敏郎先生的相識可追溯至二十八年前《藝術新潮》的採訪,此後攜手創作了諸多文章與書籍。這位生於京都花鋪、研習古典花道、受白洲正子賞識的藝術家,其創作足跡遍布古剎神社、數寄屋建築與茶室空間。「日本之花」這一傳統美學,確然經由川瀨先生之手在現代獲得了新生。
川瀨先生從不畏懼改變。正如他為本次展覽撰寫的文章所述,「日本之花」等既定樣式未能給予他想要的答案。持續追問「何為花之本質」即川瀨先生的畢生實踐,亦構成了他獨特的「花」之哲學。(《工藝青花》主編/菅野康晴)
─
写真|元白(1点目)/陳秋朴(2点目)/唐詩(3点目)



20250410
昨日から中国杭州にきています。ひとつの取材と、ひとつの展観。展観は以下で、写真は搬入の様子です(今回大きなサイズが多く、本でみるのとはことなる花のようでした)。初日12日(土)14時からは、『花をたてる』中国版訳者である唐詩さんとの対談もあります。─
■花之本―川瀨敏郎花道藝術|菅野康晴攝影作品展
□2025年4月12-27日|11-18時|元白gallery(杭州市西湖區留和路139號東信和創園31幢)
https://www.instagram.com/gallery_yuanbai/
─
■開幕對談|菅野康晴(《工藝青花》主編)+唐詩(獨立編輯/譯者/撰稿人)
□2025年4月12日14-15時@元白gallery
─
川瀨敏郎先生為花道藝術作出了巨大的貢獻,亦形成了他獨特的「花」之哲學,他的實踐和思想深深影響著每一個「花」人。此次展出的30幅花藝攝影作品,均由《工藝青花》主編菅野康晴先生拍攝於過去十年間,並首次在中國展出。從策展到具體的工作,每一個步驟雙方都緊密配合,很榮幸與大師和前輩們同行。特別感謝為這次展覽做出貢獻的人!
─
此次展出的花藝攝影作品,均攝於過去十年間。其中多為配合《工藝青花》專題創作的花,涵蓋茶道、古立花、佛教美術、古代等多個主題。然而,我始終認為,唯有超越這些具體的類別,方能抵達「花」之本質。我所追尋的,既非日式花道的古典範式,亦非當代藝術的表現形式。窮盡人為之力以逼近自然,消弭自然與人工的界限——此即我所理解的「花」。或許,它能夠超越國家與文化差異,成為一種普世的存在。(花道家/川瀨敏郎)
─
本次展出的攝影作品,皆為《工藝青花》專題採訪期間所攝。《工藝青花》每年發行兩期,由我負責編輯與攝影工作。
我與川瀨敏郎先生的相識可追溯至二十八年前《藝術新潮》的採訪,此後攜手創作了諸多文章與書籍。這位生於京都花鋪、研習古典花道、受白洲正子賞識的藝術家,其創作足跡遍布古剎神社、數寄屋建築與茶室空間。「日本之花」這一傳統美學,確然經由川瀨先生之手在現代獲得了新生。
川瀨先生從不畏懼改變。正如他為本次展覽撰寫的文章所述,「日本之花」等既定樣式未能給予他想要的答案。持續追問「何為花之本質」即川瀨先生的畢生實踐,亦構成了他獨特的「花」之哲學。(《工藝青花》主編/菅野康晴)



20250406
先日は大分取材でした。山桜と菜の花。昔から雨男なので(もうあわてなくなりました)、曇天でじゅうぶんです。山間をめぐり、ロマネスク取材を思いだしました。みなさん、ありがとうございました。
20250404
猿山修さんの「居酒:古器と書画」展、本日終了しました。写真は会期中におこなった平松麻さん(画家)との対談の様子です。あの禁欲的な猿山デザインはじつは今回出品されたような書画(スケッチ)から生れるもので、その(書画の)線のやさしさ、あたたかさは夜中の酒がもたらすもので、朝、机上にちらばるそれらをみてそこにあの(一見)禁欲的な形状をみいだす(macで描きおこす)、というサイクルの話──私の理解ですが──が、猿山さんらしくて、人間らしくてとてもよかった。猿山さん、平松さん、山本千夏さん(ギュメレイアウトスタジオ)、ありがとうございました。https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202503.html

20250403
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は常滑経塚破壺。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/073.html
─
〈屋上のプランターで育てている野花では、この壺に太刀打ちできる花はなかなか思い浮かばなかったのですが、冬を越えて残っていたアケビの蔓から芽吹きが始まりましたので、挑戦してみました〉
─
古美術栗八・高木さん監修による骨董通販サイト「seikanet」も更新しました(月2回更新)。今回は自由出品です(4月15日まで)。
─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-93


20250402
猿山さん初の書画展、あさって(4月4日)まで。─
■展覧会|猿山修|居酒:古器と書画
□3月25日‐4月4日|12‐18時|青花室(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/seika/202503.html
─
写真2、3点目は『工芸青花』16号特集「『さる山』の店と仕事」。


