20181031
「豊永盛人の沖縄ギリシア神話」展、今日から再開しました(神楽坂一水寮。11月11日まで。木金土日13-19時)。ギリシア神話はなんども語りなおされていまの物語になりました。豊永さんは沖縄からギリシア神話を語りなおしています。写真は順にケイローン、イカロスとダイダロス、ケルベロス、ディオニュソス。カルタもあります。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20181001.html
20181031
移動しつつ岐阜の1日でした。すこしさきの話もできました。ももぐさ20周年おめでとうございます。20181030
大学図書館で調べもの。高台の拓本...。1960年刊。いろいろつながる。20181028
今日は終日ある場所にこもり、工芸青花11号の撮影。「ねないこだれだ」的なものが大小無数にいたけれど、気にならなかった。20181024
「豊永盛人の沖縄ギリシア神話」展、今日からはじまりました(神楽坂一水寮。11月11日まで。木金土日13−19時。初日25日は青花会員と講座参加者のみ)。琉球張子、やちむん、琉球漆器......その造形、文様がすべてギリシア神話から。〈「あ」たまを割ったら出てきたよ──激しい頭痛に耐えきれなくなったゼウスは頭をかち割った。すると中から女神アテナが生れてきた〉。「おもしろギリシア神話カルタ」より。20181020
長岡で取材でした。雨上り。『工芸青花』次号の特集のひとつは木工家・富井貴志さんによる陶芸家・大谷哲也論。ふたりがつくる器(の思想)を言語化することが、21世紀の工芸にとって大事になると私は思っています。20181018
来週25日(木)から「豊永盛人の沖縄ギリシア神話」展です(神楽坂一水寮。11月11日まで。木金土日13−19時。25日は青花会員と御同伴者のみ)。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20181001.html
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25日夜は豊永さん自作自演の人形劇と、ギリシア・ローマ神話学者の河島思朗さんのお話、対談もあります。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=252
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豊永さんは琉球張子の作家です。けれども今展は張子だけでなく、やきもの、漆器、紅型など、沖縄の作家たちとの共作も出品予定です。その造形、文様の主題がギリシア神話なのです。
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〈沖縄からギリシャに直接行かないでここにあるものでどうやったらギリシャに近づけるか試みてみました。どこにも無いけど前から知っているような、ギリシャでみたような沖縄でみたような、そういうものになーれーと願いながら今も制作中です〉(豊永さん)
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〈そこからアリスのように今の世界に戻れた時あれは夢だったのかなと思うかもしれません。でも、もしも手の中に珍妙なオブジェが残っていたならそのことが現実にあったことだと教えてくれると思います〉(同)
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今展によせた豊永さんの文章を読んで、神話と工芸という、古代から人が手ばなさずにきた、多であり一でもあるようなもののはたらきのことを考えたいと思いました。
20181016
あらたな催事のお知らせです。......
■講座|河島思朗|ギリシア・ローマ神話37|ヘラクレス:冒険の始まり
□11月8日(木)18時半@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=254
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ42|ロマネスクの宇宙3|聖堂と動物
□11月15日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=255
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■講座|工芸と私27|大久保満男|作品と空間との関係を求めて
□11月28日(水)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=256
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以下も引続き開催、募集しています。
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ41|ロマネスクの宇宙2|伴侶としての動物
□10月24日(水)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=251
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■展覧会|豊永盛人の沖縄ギリシア神話
□10月25−29日+11月1−4日+8−11日@工芸青花(神楽坂)
*10月25日は青花会員と御同伴者のみ
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20181001.html
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■講座|工芸と私26|豊永盛人+河島思朗|沖縄とギリシアと神話
□10月25日(木)18時半@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=252
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以下の対談に参加します。こちらもよろしければ。
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■対談|広瀬一郎+菅野康晴|暮らしを彩るうつわの時代
□11月24日(土)14時@岩手県立美術館ホール
http://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20181114.html
20181013
高木崇雄さんのブログ「工芸入門」更新しました。〈つまり、機能的なものは美しい、を真とするならば、その対偶は、美しくないものは機能的ではない、になってしまう。それは言ってしまえば優生論です。病あるものは生きていてはならない、まであと数歩です〉〈そんな時に思い起こすのは、老子の「民多利器 國家滋昏 人多智慧 邪事滋起」という言葉です。便利な道具が増えると社会はますます混迷し......〉https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/021.html
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ブログの挿図は高木さんのPC。シールは豊永盛人さんの絵です。今月25日から「豊永盛人の沖縄ギリシア神話」展をひらくのですが、制作途中の作品画像がとどきました(写真)。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20181001.html
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高木さんの「工芸入門」2回目は豊永盛人論でした。〈そんな彼の仕事の魅力がどこにあるのかをつらつら考えていると、いつも「役に立たなさ」ではないか、という結論になってしまうのです。それこそが豊永盛人の「工芸性」じゃないかなあ、と〉
https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/021.html
20181012
「日置路花の書」展、明日14日(日)までです(神楽坂一水寮。13−19時)。今日明日は路花さんも在廊予定です。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20180902.html
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昨日路花さんと電話で話して、「表現(美術)と日常(生活)のあいだ」という話になりました。そこをめざすというより、たくさん書いたなかから、そうなったものをのこすというお話でした。今回えらばれた良寛や一茶の詩もそうなのかもしれません。夜は桃居で広瀬一郎さんと三谷龍二さんと「生活工芸はハレとケのあいだ」という話をしました(三谷さんの個展は16日まで)。
20181010
日帰りで山形。イタリア在住の彫刻家・加藤朝美さんと本の打合せでした。山形銀行本店内ギャラリーで加藤さんの作品展がひらかれています(11月16日まで。土日休。9-15時)。銀行の壁もしぶかった。20181006
このまえの木曜はオオヤミノルさんと高木崇雄さんの対談「珈琲と民芸」(於神楽坂一水寮)、金曜は安藤雅信さんの中国茶会でした(銀座蔦屋書店)。前者は青花の催事、後者は『中国茶のこころー茶味的麁相』(角川書店)出版記念の会でした。オオヤさんと安藤さんに(はからずも)共通するのは「二番煎じ」への忌避感で、その倫理的ともいえる態度の明快さがとてもよかった。20181003
「日置路花の書」展、今日から再開しました(神楽坂一水寮。10月14日まで。木金土日13−19時)。私たちはだれもが手書きの文字の実践者であり、それゆえ(書家の書であっても)多くのことを感受しているはずですが、路花さんの書/字が稀有なのは、みせびらかしもさかしらもなく(よそおった拙もなく)、ずっとみていても不快にならない、と、昨日一水寮の大家さんと話していました。おそらくそれは書家にとって、いろんな意味でぎりぎりのことなのだろうと思います。路花さんの書のまえに立つと、良寛や漱石の詩とじかに対しているかのような、おのずと内省的な心境になります。http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180902.html
20181001
今週木曜(4日)夜はオオヤミノルさんと高木崇雄さんの対談「珈琲と民藝」です(神楽坂一水寮)。オオヤさんはおそらく(中身がかるくなるまえの)個性的という語がふさわしい人で、会うと魯山人を連想します。工芸、コーヒー、味、店、美しさ、正しさ、などの話になりそうです。オオヤさんのコーヒーものんでいただけます。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=253
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〈コーヒー屋やうつわ屋がどんどん増える、という時期がありました(まだ続いているかもしれませんが)。そういった店を見ていると、どの店もなんだか似ている。取り扱う商品が似ている、外観や内装が似ている、といったことではなく、もっと似ているものがある。それはなんだろう、と思ったので、似ていない人、オオヤさんと話したいと思いました〉(高木さんから)
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〈なんなら、元々汚らわしいモノで汚らわしい理由で汚らわしい人が所有したが故に美しいモノまで存在する、この様な事全て、味と同じなのです〉(オオヤさんから)