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20200730
明日15時から「スキタイ」展です(初日は青花会員のみ)。写真は出品作より、頭部馬具一式(黒海北岸。前5-前4世紀)。─
■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|毛涯達哉(ルィノク・ヴレメニ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
─
〈今回のスキタイ展、最大の見どころの一つです。馬銜留具、額装飾、鼻装飾、バックル、小さな飾りの一式。寄せ集めでなく、1頭の馬が装着していたものです。馬銜の鉄錆の跡が残っています。特に豹形の馬銜留具は迫力のある作で、単品でもなかなか手に入るものではありません〉(毛涯さん)
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20200730
明日から「スキタイ」展です(初日は青花会員のみ)。写真は出品作より、金の装飾板(黒海北岸。前5−前4世紀)。─
■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|毛涯達哉(ルィノク・ヴレメニ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
─
〈翼の生えた想像上の獣グリフォンが打ち出された純金の型押飾板。4隅の穴で衣服に縫い付けられていたものです。王族などの古墳からは金装飾板が生前の衣装の形を残して出土しました。王族だけに見られるものではなく、遊牧騎馬民族であるスキタイは身につけられる形で財産を持っていたようです〉(毛涯さん)
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20200729
あさってから「スキタイ」展です(初日は青花会員のみ)。写真は出品作より、南シベリアの刀子(前7−前6世紀)。─
■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|毛涯達哉(ルィノク・ヴレメニ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
─
〈シベリアの初期スキタイ文化として栄えたタガール文化の刀子。柄の先端に馬、あるいは猪が象られています。刀子は道具としての小刀でシベリア、モンゴル、北方中国などで数多く発見されていますが、シンプルな造形が大半を占めており、動物意匠はそれほど多くありません。鋭い刃先まで保存されている希少な資料です〉(毛涯さん)
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20200728
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=421
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〈蓮の本性である彼岸の景を描いています〉
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《花=蓮、葦/器=真塗水盤》(部分)
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20200727
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=421
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《花=蓮/器=古銅水瓶》(部分)
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20200727
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=421
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〈すべて蓮です。おなじ蓮でも、前週とはまるでことなる境地の花〉
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《花=蓮、沢瀉、太藺/器=鉄製行器形水盤》(部分)
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20200724
「工藝風向」代表・高木崇雄さんの通信講座「工芸入門1|疫病と工芸」公開中です(8月16日まで)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=419
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高木さんから。〈かつて疫病とともにあった社会において、どのように工芸は繕いをなしてきたのか。今回は、繕いとしての工芸、集団の祈りとして生まれる工芸の姿、そして、工芸店という場のこれからについて考えてみようと思います〉
─
受講後のアンケートから。〈今回のコロナで感じていた違和感などに"神話”という説明をつけてくださったのはよかったです〉〈工芸店とギャラリーのこれから、オンラインの必要性のお話、(略)正解は人それぞれかもしれませんが、少し救われた気がします〉
─
写真は『工芸青花』13号より、望月通陽さんの型染絵《マルコという名前》。
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20200723
美術史家・金沢百枝さんの通信講座「キリスト教美術をたのしむ3|旧約篇2|創世記2|人間の創造」公開中です(8月10日まで)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=400
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以下は金沢さんから。〈「創世記」の言葉を読みながら、人間の創造や動物たちの名づけ、その聖書注釈と美術表現の関係を考えます。ひとくちに「人間」といっても、男女一緒につくられたのかどうか、など、「創世記」1章と2章を比較しつつ、ユダヤ教やイスラム教の考えも参照したいと思います。初めての方も大歓迎です〉
─
受講後のアンケートより。〈私たちのことを、神さまが一生懸命コネコネと作ってくれたんだなあと(略)絵からヒシヒシと伝わってきて、なぐさめになりました〉〈堕罪のところで、蛇がエヴァに似ているもので、エヴァの内なるものが蛇となって現れたというお話は、本当に興味深く、面白いものでした〉
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20200723
通信講座「工芸と私1|工芸の本をつくる」、公開は7月27日(月)までです。校正者の牟田都子さんと、ライター/編集者の衣奈彩子さんの対談です。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=397
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以下は牟田さんから。〈工芸への関心は、15年前に自分ひとりの小さな食卓のための食器を選んだところから始まりました。雑誌の切り抜きを手に、日本のものも外国のものも、工業製品も手仕事の道具も、古いものも新しいものも、分けへだてなく見て歩きました〉〈ひと目で手がのびるものがあり、くり返し目にするうち魅了されたものがありました。どうしてもわからないと感じるものもありました。人が美しいというものが自分にとってそうでないのはさびしいことでした。でも、あるとき突然、くもった眼鏡のレンズをぬぐったように鮮烈に目に飛び込んでくることもある。物は変わりません。変わったのは自分なのです。そのような変化はなぜ起こるのでしょうか〉〈『工芸青花』の創刊号が届いたときにも、自分にはまだ理解のおよばない世界だと感じました。校正者として毎号隅々まで精読するようになってからも、十全に理解できたと言い切る自信はありません。わからないからこそ知りたくて、『工芸青花』を読み続けています〉
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写真は『工芸青花』14号より、望月通陽さんの型染絵《蕩児の帰宅》。
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20200721
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=420
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《花=蓮、姥百合、桔梗、仙翁、薄/器=古銅薄端結紐耳瓶》(部分)
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20200721
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=420
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〈立花様式の蓮とことなり、文人好み、洒脱をむねとする花です〉
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《花=葦、茶碗蓮/器=古銅細口下蕪瓶》(部分)
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20200720
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=420
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花=苔付古木、松、茶碗蓮、石菖
器=古銅仏花瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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20200720
先週土曜(18日)は多治見のギャルリももぐさで、安藤雅信さんの講座「北京・現代・生活工芸」をおこないました。『工芸青花』14号で安藤さんと「北京の工芸」特集をつくったので、その刊行記念の会でした。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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いま百草では「茶と糧菓」展開催中です。安藤さんと溝口実穂さんによる同名の本の刊行記念展です。美しい本です。書中の安藤さんのエッセイは、日本の茶の湯と数寄の文化に中国の文人趣味を接続するもので、視界がひらける思いでした。宋代の正統的文人よりもむしろ明清、江戸期の「大衆的」文人を評価する観点は、古道具坂田と生活工芸派が視野にあるゆえで、安藤さんの思考の持続とつよまりに感じいりました。
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20200720
先週土曜(18日)は多治見のギャルリももぐさで、安藤雅信さんの講座「北京・現代・生活工芸」をおこないました。『工芸青花』14号で安藤さんと「北京の工芸」特集をつくったので、その刊行記念の会でした。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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写真ひとつめは百草の庭。安藤さんがみずからならべおく石の道。講座のテーマのひとつが「文人」だったので、作庭に凝った明代の文人の話などしました。
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20200720
先週土曜(18日)は多治見のギャルリももぐさで、安藤雅信さんの講座「北京・現代・生活工芸」をおこないました。『工芸青花』14号で安藤さんと「北京の工芸」特集をつくったので、その刊行記念の会でした。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
─
写真ひとつめは百草のアプローチ。
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20200717
『工芸青花』の新刊14号では「メキシコのブリキ絵─芹沢銈介コレクション」を特集しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
─
〈屏風やブリキ絵の由緒をたびたび尋ねる白洲に対して芹沢がそのつど静かに応えたように、かすかな美しさを他者と共有するためには、予断を与えるような回答をひたすらに避け、「そばへ行ってごらんなさい」と穏やかに誘うことしかできないのではないか〉(高木崇雄「対話の気配」『工芸青花』14号)
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「工藝風向」代表でもある工芸史家・高木崇雄さんの通信講座「疫病と工芸」公開中です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=419
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高木さんの連載「工芸入門」も更新しました。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/042.html
─
写真は芹沢コレクションのブリキ絵「パオラの聖フランチェスコ」より、復活した羊(19世紀。『工芸青花』14号所載)。
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20200715
高木崇雄さんの連載「工芸入門」更新しました。今回は「文房四友」。道具と自由の話です。https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/042.html
─
〈以前、産地の若い陶工を訪ねて仕事の様子を眺めていた際、水汲みや釉薬掛けは地元のホームセンターで買ったようなプラスチックのバケツや柄杓を使っていたりするのに、刷毛だけは傍で見ていてもはっきりわかるほど良いものを使っていたので、理由を尋ねたことがあります〉
─
高木さんの通信講座「疫病と工芸」も公開中です。こちらも、ある天地のなかで自由を確保する話としてもきくことができます。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=419
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写真はメキシコのブリキ絵(を描くブリキ絵描きの絵)。1978年。『工芸青花』2号より。
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20200715
「工藝風向」代表・高木崇雄さんの通信講座「工芸入門1|疫病と工芸」公開しました(8月16日まで)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=419
─
〈「この平和の辛さ、それから生じる不安や重圧感に耐え切れず、えいと思ってやったほうがせいせいするというような弱さも我々には、確かにあるのである」と書いたのは仏文学者の渡辺一夫でした。なるほど、不安に耐え切れず、えいと思ってこの状況へ過剰に適応しようとする動きも見え、戦時下を生きた人の言葉は見事に現実を描写するな、と思います〉(高木さんから)
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メキシコのブリキ絵にはじまり、豊永盛人、アマビエ、カミュ、レヴィ・ストロース、バルト、赤坂憲雄、スピヴァク、ピケティ、アーヴィング・フィッシャー、スパイク・リー......工芸店主として今回の疫病にどのように対したのか、なにを考えていたのか、いっせいにふえたオンライン販売と工芸の相性についてなどもふくめ、お話をうかがいました。
─
写真は『工芸青花』14号特集「メキシコのブリキ絵 芹沢銈介コレクション」より「パツクァロの健康の聖母」(部分。19世紀)。「健康の聖母」とは、スペインで流行したペストから住民を救ったことをきっかけに聖母にあたえられた名という。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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20200714
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=409
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〈主従ではなく、とりあわせを大事にしています〉
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《花=松、杜松の神、桔梗/ 器=古銅仏花瓶》(部分)
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20200713
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=409
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〈浮田一蕙の古代長刀鉾の絵を掛けています。(略)軸と花については、茶の湯では本紙に花がかからぬようともいいますが、 私はあまり気にしません〉
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《花=竹、檜/器=古銅四方口瓶》(部分)
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20200713
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=409
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花=笹百合、三葉木通、白花松本仙翁、紫陽花、沼虎尾、金華山薄
器=真塗掛樋花入/西川一草亭好
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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20200712
今月末から「スキタイ」展をおこないます。テーマ主義の展示のなかでも、たやすくないテーマの骨董展だと思います(ゆえに稀少な機会のはずです)。自身の仕事の意義に意識的な毛涯さんの姿勢に共感します。─
■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|毛涯達哉(ルィノク・ヴレメニ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
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〈スキタイ美術というと黄金製品ばかりが強調されがちですが、本拠地の黒海周辺では、ギリシアとの交易によってもたらされた装飾品がより多く見られます。一方、今展で紹介するような馬具を中心とした青銅器は、展覧会等ではあまり注目されないものの、じつはスキタイ独特の動物意匠が色濃く見られる品々です。複数の動植物が溶けるように混在する様式は、自然と深く関わった彼らの知的欲求に応えるものだったように感じています〉(毛涯さんから)
─
初日に毛涯さんと美術史家の金沢百枝さんの講座もおこないます。
─
■講座|工芸と私42|毛涯達哉+金沢百枝|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日(金)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=406
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写真は出品作より、轡(紀元前6-前5世紀/青銅・鉄)
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20200711
今月末から「スキタイ」展をおこないます。今日は追加の出品作を撮影しました。古代の造形に気持がしずまることがあります。─
■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
□出品|毛涯達哉(ルィノク・ヴレメニ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
─
〈古代中央ユーラシアの騎馬遊牧民族の中で、最も知られているであろうスキタイ。紀元前9世紀から前4世紀頃にかけて、黒海からシベリアにいたる広大な文化(スキト・シベリア文化)を形成しました。スキタイがペルシア軍を撃退したことから、その戦術と機動力にギリシアの歴史家ヘロドトスが強い関心を持ち、著書『歴史』にスキティア(黒海地方のスキタイの地)について記したこともよく知られています。スキタイ文化の起源は、東アジア(中国、モンゴル、カザフスタン)、西アジア(イラン)、北アジア(シベリア)など諸説ありますが、それは各地の遺物に見られる動物意匠と、スキタイのそれとの類似が根拠とされています。スキタイ美術には、広域にわたる文化伝搬の痕跡が宿っているのです〉(毛涯さんから)
─
初日には毛涯さんと美術史家の金沢百枝さんの講座もおこないます。
─
■講座|工芸と私42|毛涯達哉+金沢百枝|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日(金)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=406
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写真は出品作より、青銅製馬勒(紀元前5-前4世紀)
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20200710
あらたな催事を公開しました。詳細は以下より御覧いただけましたら。https://www.kogei-seika.jp/
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■講座|工芸と私42|毛涯達哉+金沢百枝|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日(金)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ57|旧約篇4|創世記4|カインとアベル:人類最初の殺人
□8月27日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
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■講座|工芸と私43|大塚潔+田代裕一朗|李朝白磁の魅力と見方
□8月29日(土)15時@工芸青花(神楽坂)
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以下も引続き公開、開催、募集しています。講座「住宅設計入門」は定員まであと1名です。
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■講座|工芸と私41|安藤雅信|北京・現代・生活工芸
□7月18日(土)14時@ギャルリももぐさ(多治見)
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■通信講座|工芸と私1|牟田都子+衣奈彩子|工芸の本をつくる
□公開|7月27日まで/約120分
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■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
*7月31日は青花会員と御同伴者1名のみ
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■講座|中村好文+増田奏|住宅設計入門|全5回|初心者教室
□8月・9月・10月・11月・12月@自由学園明日館(目白)他
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■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ3|旧約篇2|創世記2|人間の創造
□公開|8月10日まで/約80分
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20200709
来週土曜(18日)14時から、多治見のギャルリももぐさで安藤雅信さん(陶芸家/ももぐさ代表)の講座「北京・現代・生活工芸」をおこないます。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=385
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〈菅野さんとは2019年春、北京取材を共にしました。「文人文化が現代中国に引き継がれているか」。それが二人の暗黙のテーマでした。その記録は『工芸青花』14号に掲載されています。日本の侘び寂び、数寄、茶文化(喫茶文化)には、中国から伝わった禅と文人文化の影響が見られます。この6月に上梓した『茶と糧菓』(小学館)では、その過程をたどり、日本人がそうした文化をどのように育み、変化させたかを考察しました。魯山人、小山冨士夫、坂田和實......現代人の我々にも、文人文化の影響が微かに感じられます。そのルーツを探りたいと思います〉(安藤さんから)
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ももぐさでは7月11日から26日まで「茶と糧菓」展開催中です。よろしければぜひ。
https://www.momogusa.jp/temp/temp2020/temp2007chatoryouka_shuppan-kinen.html
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20200708
美術史家・金沢百枝さんの通信講座「キリスト教美術をたのしむ」公開しました(8月10日まで)。今回はまた旧約聖書「創世記」にもどり、「最初の人」であるアダムと、彼の肋骨からつくられたとされるエヴァの創造(写真)の話など。毎回好評です。各回ごとでも理解できる内容ですので、よろしければぜひ。─
■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ3|旧約篇2|創世記2|人間の創造
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=400
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20200707
森岡督行さんの連載「森岡書店日記」更新しました。今回は昨年11月の日記。〈午前、武蔵野美術大学へ。『芸術新潮』の静物画探検隊企画で諏訪敦さんの研究室へ。諏訪、猿山、私の3名が静物をもちより、或いは、研究室にある静物を借りて、各自が考える「静物画」の構図を探る。諏訪、森岡、猿山の順に、3つの構図をつくっていく〉。写真は猿山修さん(森岡さん撮影)。https://www.kogei-seika.jp/blog/morioka/046.html
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20200707
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=398
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〈七夕の日は紅白の花、牽牛織女をいれました。(略)歴史は人と自然が織りなすもの。花をいれることは、歴史と出会うことでもあります〉
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「四時之花11|7月6日-12日」より《花=梶の木、河原撫子/器=竹》(部分)
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「四時(しじ/しいじ)」とは四季のこと、また月の晦朔弦望、日の朝昼夕夜という四つの時の意もあります。この連載も、ひとつの宇宙をなしつつあります。できれば毎週、全点365日分を御覧いただけましたら。
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20200706
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=398
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「四時之花11|7月6日-12日」より《花=千手岩菲、山芋の蔓/器=ガラス細口瓶》(部分)
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20200706
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=398
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花=夏藤、三葉木通、松本仙翁
器=アンティーク金彩ガラス瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
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20200705
『工芸青花』の新刊14号を紹介しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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特集「メキシコのブリキ絵−芹沢銈介コレクション」。芹沢収集のブリキ絵全18点を撮影、掲載しています。写真の絵は「病からの恢復」(20世紀前半)。奉納画です。聖母の足もとに竜舌蘭(テキーラの原料ですね)が描かれています。
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販売店一覧、更新しました。
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers.html
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
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20200704
『工芸青花』の新刊14号を紹介しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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特集「川瀬敏郎の花─大徳寺孤篷庵」。これまで取材したなかでも、ことに尋常ならざるもの/ときでした。以下はリードの一部です。
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〈たてはなとはなにかという問いは、なげいれの花とともに、川瀬さんにとって終生のものです。(略)「一木一草一花をたてることは、カミの肖像を描くことである。シンをたてることが、いけるやいれるとは異なり、格別な聖性をもつのは、たてるという行為が、カミを奉る太古の神事を体現しているからで、時間にすれば数秒とないが、私はこの間、間違いなく始源に立ち返る」〉
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販売店一覧、更新しました。
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers.html
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
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20200702
『工芸青花』の新刊14号を紹介しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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特集「北京の工芸」では、現代の北京ばかりでなく、齋藤希史さん(中国文学者)による「胡同の文人」、川島公之さん(古美術商)による「一〇〇年前の北京と古美術」など、温故の文も収載しています。街の静と動、人の陰影に感じいります。
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販売店一覧、更新しました(引続き募集しております)。
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers.html
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
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