20240928
明日です。残席すこしだけあります。─
■茶話会|安藤雅信+木村宗慎|東洋の理想
□9月29日(日)13時/16時
https://www.mistore.jp/.../900000000000000002895575.html
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国内のみならず海外でも評価の高い陶作家・安藤雅信は、東洋の文人思想を体現せんとする茶人でもあります。本会は、安藤の茶器を主に用いた安藤による中国茶の茶事と、現代日本の喫茶文化を牽引する茶人・木村宗慎による古今の道具を用いた抹茶の茶事の両席。テーブル席で行ない、初心の方もお楽しみいただけます。
*AB席のあいだに、おふたりの対談もおこないます(対談は予約不要)
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以下の催事の関連企画です。「青花的茶」というテーマで参加しています。
■ISETAN ARTS & CRAFTS
□9月26−30日|伊勢丹新宿店本館6階
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/.../shopnews03.html
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写真は2015年1月に京橋でおこなった青花茶会。このときも安藤さん、木村さんともに席をもち(どちらも抹茶席)、対談もありました。この10年の変化は、安藤さんの中国茶(文人茶)への傾倒でしょうか。それは、海外(おもに東アジア)における「生活工芸」受容と軌を一にするものでした。明日の対談ではそんな話も。
20240927
『工芸青花』の新刊20号を紹介しています。17号から、見返しに手漉きの和紙をもちいています。和紙問屋の森木さんと相談して、毎号産地をかえています(石州、土佐、小川、今号は備中和紙)。─
〈紙造りの技法は古く銅の産出で縁のあった奈良から伝わったというが、次第に機械漉きに押され、近隣世帯が煙草栽培へと移るなかで、紙造りを続けたのが丹下家であった。哲夫氏は養父から「中折だけを誠実に造っておれば間違いない」と厳命され、原料を栽培し、糊や簀、天然染料を研究し、ダム建設でやむなく移住後も、倉敷民藝館の外村吉之介や心ある知己に支えられ、技を磨いた〉(若菜晃子「備中和紙」より/『工芸青花』20号)
─
取材、解説は毎号、若菜さんにお願いしています。『工芸批評』という本のなかで、高木崇雄さん(工藝風向)は「工芸」と「自然」をあまりに安直にむすびつける昨今(昔も?)の動向を批判しつつ、柳宗悦の言葉〈和紙を見つめる者は、自然の深さを見つめている〉を引き、工芸における自然と人為の非対称性──和紙をつくる主体はむしろ自然であり、人は〈助産師〉的存在であること──を説いています。用紙という、本来的に均一性を志向する手工芸のなかに、きびしく、管理しがたい本来的自然がそこなわれずある、という逆説に、毎号、思いをはせることになります。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika020.html
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■『工芸青花』20号
□2024年9月20日刊
□A4判|45R製麻布張り上製本|見返し手漉和紙(備中)
□カラー152頁|望月通陽の型染絵を貼付したページあり
□限定1200部
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*御購入はこちらから
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
─────
■Kogei Seika vol.20
□Published in 2024 by Shinchosha, Tokyo
□A4 in size, linen cloth coverd book with endpaper made of Japanese paper
□152 Colour Plates, Frontispiece with a stencil dyed art work by Michiaki Mochizuki
□Each chapter is accompanied by an English summary
□Limited edition of 1200
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*To purchase please click
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
20240927
はじまりました。今年の青花の主題は「茶」。神戸の骨董商・秦志伸さん選の茶器──清末から中華民国期の急須、茶杯、錫茶托等──や、茶人・木村宗慎さん選の作家工芸──内田鋼一、太田修嗣、設楽享良、中村康平、西村圭功、藤井陽介──と古物──古染付、春海バカラ、ロイヤルウースターのカップ&ソーサー等──と、青花の会限定の安藤雅信さんの器(「古道具坂田」写し)を展示販売しています。28日(土)には木村宗慎さん監修の茶席、29日(日)には木村さんと安藤さんの茶会と対談をおこないます。─
■ISETAN ARTS & CRAFTS
□9月26−30日|伊勢丹新宿店本館6階
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/.../shopnews03.html
20240924
『工芸青花』の新刊20号を紹介します。毎号「扉の絵」として、染色家・望月通陽さんの型染の小品を貼付しています(印刷ではありません)。今回は和紙に藍染、画題は《自由の使者》。─
〈仕事場に染め布を洗う水槽がふたつ並んである。そのひとつにあめんぼうが一匹棲みついた。(略)仲間と暮らす水場を離れて、どうしてまたこの水槽に。一念発起の独立心か、異端のプライドか。それとも風に旅の心を誘われたのか。ならば次の水面を目指せ〉
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添えた文章も望月さんで、いつも間然するところのない、ことに今回ははげまされる文でした。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika020.html
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■『工芸青花』20号
□2024年9月20日刊
□A4判|45R製麻布張り上製本|見返し手漉和紙(備中)
□カラー152頁|望月通陽の型染絵を貼付したページあり
□限定1200部
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*御購入はこちらから
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
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■Kogei Seika vol.20
□Published in 2024 by Shinchosha, Tokyo
□A4 in size, linen cloth coverd book with endpaper made of Japanese paper
□152 Colour Plates, Frontispiece with a stencil dyed art work by Michiaki Mochizuki
□Each chapter is accompanied by an English summary
□Limited edition of 1200
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*To purchase please click
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
20240923
『工芸青花』の新刊20号、通信販売はじめました(発送は9月末以降になります)。表紙ははじめての格子文様。15号以来お願いしている45R製のインドリネンです。自分にはこの発想はなかったので、幅をひろげてくれて感謝しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika020.html
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■『工芸青花』20号
□2024年9月20日刊
□A4判|45R製麻布張り上製本|見返し手漉和紙(備中)
□カラー152頁|望月通陽の型染絵を貼付したページあり
□限定1200部
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*御購入はこちらから
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
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■Kogei Seika vol.20
□Published in 2024 by Shinchosha, Tokyo
□A4 in size, linen cloth coverd book with endpaper made of Japanese paper
□152 Colour Plates, Frontispiece with a stencil dyed art work by Michiaki Mochizuki
□Each chapter is accompanied by an English summary
□Limited edition of 1200
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*To purchase please click
https://store.kogei-seika.jp/products/kogeiseika-20
20240922
今年も伊勢丹のクラフトフェアに参加します。骨董商・秦志伸さん選の茶器とともに、茶人・木村宗慎さん選の作家工芸、古物も展示販売します。また、会期中には木村さん監修の茶席、陶作家・安藤雅信さんとの対談、茶話会(安藤さんとの二人茶会)もおこないます。─
■ISETAN ARTS & CRAFTS
□9月26日(木)13時/15時
https://www.mistore.jp/shopping/product/900000000000000002895573.html
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■茶席|木村宗慎監修|一日一菓
□9月26−30日|伊勢丹新宿店本館6階
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/.../shopnews03.html
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■茶席|木村宗慎監修|一日一菓
□9月28日(土)10時半/14時
https://www.mistore.jp/.../900000000000000002895574.html
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■茶話会|安藤雅信+木村宗慎|東洋の理想
□9月29日(日)13時/16時
https://www.mistore.jp/.../900000000000000002895575.html
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■対談|安藤雅信+木村宗慎|茶と工芸のこれから
□9月29日(日)14時半
*予約不要
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茶席では、抹茶とともにYOSHIKOさんによる中国茶、KAGUWAの和紅茶なども。また茶席、茶話会ともに、お菓子はあさ貴さんによるつくりたての和菓子をお出しします。
20240921
終日、発送作業でした。『工芸青花』は創刊以来、自分たちで発送作業をしています。開梱、検品、扉絵貼り、付番(シリアルナンバー)、手紙等の封入、梱包、宛名貼り。今回(20号)は1200部ですが、まる2日かかります(出来を実感する、しみじみとする時間です)。流れ作業になっていて、写真は扉絵を貼る場所。望月通陽さん作の型染絵で、みずみずしさに打たれます。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika020.html
20240919
来週木曜から。今年も伊勢丹のクラフトフェアに参加します。─
■ISETAN ARTS & CRAFTS
□9月26−30日|伊勢丹新宿店本館6階
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/.../shopnews03.html
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リクエストされた主題は「茶」。そこで、骨董祭でも毎年すてきな茶器を出品してくれる神戸の骨董商、秦志伸さんに相談したところ、急須、茶杯、茶托、香合等々、清雅で気品ある道具をそろえてくれました。
─
撮影|秦志伸
20240917
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は松茸籠。随想は、一二三美術「サイトウさんのこと3」です。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/060.html
─
〈店に並ぶ品々は、人間性まで試される様な、価値(価格)への執着を生むものはありません。その様な品は扱わないと、心のどこかで決めたような品揃え(仕入れ)だと私は思います。彼はそんな品を“ジャンク”と呼んで謙遜しますが、骨董的価値に対する彼なりの潔さが具現化された品揃えと私には見えます〉
─
高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」も更新しました。今回は「古代」特集。
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-80
20240916
骨董通販サイト「seikanet」更新しました(月2回更新)。今回は「古代」特集(9月30日まで)。─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-80
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seikanet の監修者は青花ブログでもおなじみの古美術栗八・高木孝さん。出品者は高木さん推薦の骨董商です。
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*商品によっては海外発送も可能です(各商品の説明欄を御覧ください)
*There are items which cannot be shipped internationally. In the description of the items, you can see if they can be shipped overseas.
*可寄送至海外的商品会在说明栏中注明。关于海外运费,请参阅“关于运输和发货”
20240916
seikashop の seika 欄(今週のよりぬき)更新しました。https://store.kogei-seika.jp/
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■textile n+R|百の藍|小帛紗
□アフリカ/綿に藍染
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〈textile n+R の布簞笥にも、いつしか藍布がいっぱいにたまっていて、これらを「用の布」にして披露したいとは、かねてからの私たちの思いだった。折々の異国への旅で出逢った藍布たち、骨董市などで積み上げられた布のなかに埋もれていた古い藍布たち、そしてなにより母の引き出しに大切にしまわれていた藍布。これらを1枚1枚手に取り、洗ったり、アイロンをかけたりしながら「用の布」への思いを込めて縫い上げてみた〉(textile n+R)
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*textile n+Rは中村夏実さんと林礼子さんのふたり組。日本、アジア、ヨーロッパ……古布や現代の布を再生/新生させる活動をつづけています
20240915
2014年11月に青花の会をはじめて、10年がたちました。ささえてくれた会員、関係者のみなさんのおかげです。このたび、ゆかりある方々の力を借りて、感謝の意をこめた会をひらきます。─
■発会10周年記念|青花祭2024
□11月2−4日(土日月祝)|11−17時|青花室1・2・3(神楽坂)
*11月2日は青花会員のみ
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/s2024.html
─
□催事1|花会|川瀬敏郎|SOKO KAKAI:始源の記憶
□催事2|呈茶|木村宗慎+芳心会
□催事3|展観|高木孝(古美術栗八)監修|seikanet:花器展
20240912
『工芸青花』の次号20号、9月下旬刊です。*9月16日までに青花入会(=定期購読お申込み)いただいたかたには、20号よりお届けします
https://store.kogei-seika.jp/products/4
─────
20号目次
─
1|川瀬敏郎と黒田泰蔵
2|スイスのロマネスク ツィリスのザンクト・マルティン聖堂
3|赤穂緞通
4|瓦
・連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群14・完 堀江敏幸
・精華抄
・備中和紙 若菜晃子
・扉の絵 望月通陽
─────
『工芸青花』は定期購読と、各地の書店、ギャラリー等でおもとめいただけます(販売店は号によってかわります)。
─
定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
販売店
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers19.html
20240912
『工芸青花』の次号20号、9月下旬刊です。*9月16日までに青花入会(=定期購読お申込み)いただいたかたには、20号よりお届けします
https://store.kogei-seika.jp/products/4
─────
20号目次
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1|川瀬敏郎と黒田泰蔵
2|スイスのロマネスク ツィリスのザンクト・マルティン聖堂
3|赤穂緞通
4|瓦
・連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群14・完 堀江敏幸
・精華抄
・備中和紙 若菜晃子
・扉の絵 望月通陽
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『工芸青花』は定期購読と、各地の書店、ギャラリー等でおもとめいただけます(販売店は号によってかわります)。
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定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
販売店
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers19.html
20240912
『工芸青花』の次号20号、9月下旬刊です。*9月16日までに青花入会(=定期購読お申込み)いただいたかたには、20号よりお届けします
https://store.kogei-seika.jp/products/4
─────
20号目次
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1|川瀬敏郎と黒田泰蔵
2|スイスのロマネスク ツィリスのザンクト・マルティン聖堂
3|赤穂緞通
4|瓦
・連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群14・完 堀江敏幸
・精華抄
・備中和紙 若菜晃子
・扉の絵 望月通陽
─────
定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
販売店
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers19.html
20240909
通信講座、配信中。いずれも満席だった講座の録画です。秋の夜長に。─
■通信講座|骨董と私1|金沢百枝|坂田さんとロマネスク
□公開|2024年10月13日まで
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kotto-e01
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■通信講座|工芸と私33|譽田亜紀子+タナベシンスケ|土偶と埴輪
□公開|2024年11月10日まで
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e33
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■通信講座|沢山遼|工芸批評|全3回
□公開|2025年2月2日まで
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-sawayama-e01
20240906
踊り場がスタジオでした。20240905
seikashop(通販サイト)のseika欄(今週のオススメ)更新しました。https://store.kogei-seika.jp/
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望月通陽《蕩児の帰宅》 2020年 和紙に型染
*『工芸青花』14号「扉の絵」
─
父の遺した彫刻刀を使って料理屋の看板など彫ることがある。小振りの引き出し数段に並んだ彫刻刀はどれもが静かに研ぎ上げられ、薄く油も引かれ、父の亡きあと二十数年がたちながら、今でも働く気概を見せつけている。だから私の貧しい手技でも、わずかな力だけで仕事は流れるようにはこんでくれる。
しかし私は刃物を研ぐことが出来ない。研げばどれもがなまくらになり、そのたび父を一本ずつ失う気さえする。道具というひとつの愛すべき思想も生かせぬ私は無駄口の多い拗ね者になった。群れず属さず、時流にも取りこまれず、黙々と彫刻刀を研ぎ上げて逝った父を、蕩児は今更ながら潔ぎよしと思う。(望月通陽/『工芸青花』14号より)
─
次号20号(9月下旬刊)でも巻頭で望月さんの絵と文を紹介することができます。背筋がのびます。
https://store.kogei-seika.jp/products/4
20240904
晴れました。20240903
今日(3日)最終日です。シベリアと古代エジプトの考古/宗教美術。20時まで、お待ちしております。─
■展覧会|魂のかたちとゆくえ
□8月30日−9月3日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240801.html
20240902
骨董通販サイト「seikanet」、9月前半の回を公開しました(月2回更新)。今回は自由出品(15日まで)。─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/
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seikanet の監修者は青花ブログでもおなじみの古美術栗八・高木孝さん。出品者は高木さん推薦の骨董商で、青花会員でもあります。
─
*商品によっては海外発送も可能です(各商品の説明欄を御覧ください)。
*There are items which cannot be shipped internationally. In the description of the items, you can see if they can be shipped overseas.
*可寄送至海外的商品会在说明栏中注明。关于海外运费,请参阅“关于运输和发货”
20240901
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は欧州木製扁壺。随想は、一二三(ひふみ)美術「サイトウさんのこと2」です。やさしさときびしさの話。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/059.html
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〈気楽そうに見える骨董屋ですが(略)デザイン業界同様、骨董の世界にも客(蒐集家)であった時には見えなかった、モノを仕入れて売るまでの様々なやりとり(人と金銭のからむ葛藤)が存在します。はたして、純粋に“美”を求めてきたサイトウさんがそれに耐えられるかどうか〉
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高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」も本日19時公開です。月の前半は自由出品。
https://store.kogei-seika.jp/