20240831
肩にきて人懐しや赤とんぼ 漱石─
seikashop(通販サイト)のseika欄(今週のおすすめ)更新しました。今回は猿山修さんデザインの道具と、日置路花さんの書です。
https://store.kogei-seika.jp/
20240831
はじまりました。シベリア+エジプト展、の様相。これだけの数の古代エジプトの遺物を間近に、手にとってみられる機会も貴重ですが、シベリアの考古/宗教遺物はおそらく日本ではほぼ紹介されておらず、毛涯さんの独擅場といえます。昨夜の講座もそうでしたが、「いま」だけでなく「いつか」を思う展観。─
■展覧会|魂のかたちとゆくえ
□8月30日−9月3日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240801.html
20240827
今週末から。多田智満子の名著『魂の形について』(ちくま文庫/解説・金沢百枝)に着想を得た展観(100点強)。最初の打合せのとき、毛涯さんが持参したのは10冊ほどの本でした。本の話、旅の話、歴史、宗教、戦争の話……海外在住骨董商としての彼の個性は、他者体験の蓄積、醸成にある気がします。─
■展覧会|魂のかたちとゆくえ
□8月30日−9月3日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
*8月30日は青花会員と御同伴者1名
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240801.html
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■講座|工芸と私78|毛涯達哉|魂のイメージ
□8月30日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-78
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毛涯さんから|
魂はどんな形をしているのだろうか。
古代から、人々は魂という見えないものをさまざまな形で表象してきた。丸いものであったり、鳥や昆虫など翼あるものによって表されることが多いようだ。古代ギリシアではプシュケー(蝶)、エジプトではイブ(心臓)やバー(人面鳥)、日本ではひとだまや蛍など、光を発するものに魂を見出してきた。
魂たちにはそれぞれに行き先がある。いったいどこへ向かうのだろうか。人間社会の中で発生したものを深く知ろうとすれば、考古学・歴史学・文化人類学・精神分析学・文学といったように超域的にならざるを得ない。古代・中世の文学作品を理解の手掛かりとした多田智満子氏の著書『魂の形について』に着想を得て、魂のかたちを表象したと思われるものや、人々によって絶えず生み出されてきた象徴的なもの、つまり心の中のイメージを具現化したものに焦点を当てて、当時の文化を知る試みとしたい。
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偶像(中央) シベリア 7−8世紀
偶像(他2点) シベリア 17−18世紀
撮影|毛涯達哉
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*毛涯さん(神ひとケモノ)のインスタグラムでは、今展出品作が日々紹介されています
https://www.instagram.com/kami_hito_kemono/
20240826
『工芸青花』の次号20号、9月下旬刊です。*9月16日までに青花入会(=定期購読お申込み)いただいたかたには、20号よりお届けします
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『工芸青花』は定期購読と、各地の書店、ギャラリー等でおもとめいただけます(販売店は号によってかわります)。よろしくお願いします。
□定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
□販売店
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers19.html
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写真は20号より。
20240825
『工芸青花』の次号20号、今週校了しました。9月下旬刊です。目次等、後日お知らせします。─
『工芸青花』は定期購読と、各地の書店、ギャラリー等でおもとめいただけます(販売店は号によってかわります)。よろしくお願いします。
□定期購読
https://store.kogei-seika.jp/products/4
□販売店
https://www.kogei-seika.jp/about/booksellers19.html
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写真は20号より、ジュミエージュ修道院跡(フランス、ノルマンディ地方/1060年建造)。手前はセーヌ川。晴れ晴れ。
20240823
今日の夕方は広尾のカイカイキキギャラリーで、明日からはじまる以下の展観の取材でした。─
■國吉清尚オマージュ展
□8月24−25日|11−19時|カイカイキキギャラリー(広尾)
□出品|國吉清尚/和田直樹/当真裕爾/近藤正也/東亨/熊谷幸治
https://gallery-kaikaikiki.com/
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沖縄の陶芸家で、なかば伝説化しつつある國吉清尚(1943−99)の多彩な作を間近でみられる、東京では稀な機会であるとともに、國吉作品の真摯な理解者でありその「やきもの」観の継承者でもある5人の作品展。濱田庄司や秦秀雄、白洲正子らに評価されながらもそこにとどまらず、彼ら(そして私たち)の理解をこえるやきものを生みだして逝った國吉について語る作家の言葉をきいていると、國吉の「嘘のなさ」(比喩です)が、彼ひとりの人生、作品にとどまらず、やきものというものの本来的な(ただし現代では到達のむつかしい)ありかただったのかもしれないと、はじめて思いました。会場でぜひ。
20240821
来週末から。多田智満子の名著『魂の形について』(ちくま文庫/解説・金沢百枝)に着想を得た展観。講座もあります。─
■展覧会|魂のかたちとゆくえ
□8月30日−9月3日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
*8月30日は青花会員と御同伴者1名
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240801.html
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■講座|工芸と私78|毛涯達哉|魂のイメージ
□8月30日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-78
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毛涯さんから(講座について)|
鳥、昆虫、心臓などで表された魂や、神、呪術的図像などのイメージは社会の中で生み出され、当時の人々の心を動かし、社会の構造や思想を維持する役割を担ってきました。本講座では、シベリアのシャーマニズムや、近年渡航するようになったエジプトの神話や美術を主に取り上げ、昨年の講座で扱ったユングやフロイトらの精神分析的なアプローチを交えながら、魂などの概念の表象について考えます。
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動物飾板 シベリア 7−8世紀
撮影|毛涯達哉
20240819
アッシジのステンドグラスのなかでも、とくに好きだった場面。魚のアーティスティックスイミング(artistic swimming という語は、中世にはまだなかった)。もちろん、撮影時となりにいた金沢百枝さん(美術史家)の推薦です。よく晴れた日の早春の光。─
■展覧会|工芸のゆくえ:GALLERY crossing
□2024年5月31日−6月4日|工芸青花(神楽坂)
□監修|黒元実紗(GALLERY crossing)
□出品|アラーナ・ウィルソン/市川陽子/𡧃野湧/笹川健一/染谷聡/中沢学/山西杏奈
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240501.html
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感激しました。青花室では2017年以来、毎月のように展示をおこなってきましたが、監修者/出品者が事前に販促用に冊子をつくることはあっても(もちろんとてもありがたいことです)、事後に、あらたな要素(展示風景や展評等)を加味した図録をつくることはなかったからです(私もふくめ)。会期中、黒元さんや作家となんどか語りあう時間がありましたが、彼らの作品、言葉のベクトルにはしっかりと的があって、それは以下のようなことだったのではないかと、いまさらながら気づきました。
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〈もとより工芸とは、美術(ファインアート)に対置される一ジャンル(応用芸術)として存在するものではなく、(略)複数の芸術ジャンルのいずれにも帰属せず、また実用的な道具と非実用的な芸術との差異すら飛び越えるものであったはずである〉(沢山遼「工芸と非ジャンル」)。──この、書きおろされた沢山さんの展評も必読です。
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*図録は以下より購入できます
https://people-jp.shop/products/book01
20240818
アッシジのステンドグラスのなかでも、とくに好きだった場面。魚のアーティスティックスイミング(artistic swimming という語は、中世にはまだなかった)。もちろん、撮影時となりにいた金沢百枝さん(美術史家)の推薦です。よく晴れた日の早春の光。─
■絵葉書|ロマネスクの旅4|イタリア|アッシジ
□パドヴァの聖アントニウスの教えを聞く魚 サン・フランチェスコ聖堂(13世紀前半)
https://store.kogei-seika.jp/products/60
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*青花の通販サイト seikashop のトップにある「seika」欄は、青花の製品のなかから、おすすめを(だいたい)毎週入れかえて紹介しています
https://store.kogei-seika.jp/
20240817
骨董通販サイト「seikanet」、8月後半の回を公開中です。今回は特集「のむ」(31日まで。月2回更新)。─
online antique store|古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-78
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seikanet の監修者は青花ブログでもおなじみの古美術栗八・高木孝さん。出品者は高木さん推薦の骨董商で、青花会員でもあります。
https://store.kogei-seika.jp/
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商品によっては海外発送も可能です(各商品の説明欄を御覧ください)。
There are items which cannot be shipped internationally. In the description of the items, you can see if they can be shipped overseas.
可寄送至海外的商品会在说明栏中注明。关于海外运费,请参阅“关于运输和发货”
20240816
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は珠洲大壺。随想は、ファンが多く、若くして亡くなりながら、いまも骨董好きのあいだで話題になることの多い(ざんねんながら私はお会いできませんでしたが、それでもその名をきくことがたびたびある)骨董商、一二三(ひふみ)美術「サイトウさんのこと1」です。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/058.html
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〈サイトウさんから電話をもらったのは、今から十数年前、季節が夏から秋へと向かう頃のことです。/「癌になりました」〉
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高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」も本日19時公開です(テーマ自由)。サイトリニューアルのためしばらく休んでいましたが、今日から再開します(青花の通販サイト「seikashop」内に移設しました。以下URL、上部バナーよりお入りください)。
https://store.kogei-seika.jp/
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高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」も本日公開しました。今回のテーマは「のむ」。随想の内容とすこし響きあっています。
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-78
20240813
今日は中野で色校でした。『工芸青花』20号。9月刊です。https://store.kogei-seika.jp/products/4
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トートバッグは名古屋の書店+ギャラリー「ON READING」製。ゲラをはこぶのに最適です。青花の本もずっとおいてくれて、ありがとうございます。
https://www.instagram.com/on_reading/
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青花の会としては夏休み中です(15日まで)。発送等、恐入りますがすこしおまちいただけましたら。
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お時間あるかたは、講座、対談等の配信はいかがでしょう? 今週のプログラムは「産地と問屋」「古道具坂田とロマネスク」「工芸と批評」「土偶と埴輪」です。
https://store.kogei-seika.jp/collections/23
20240811
先日の講座、配信もはじめました。土偶とは、埴輪とはなにか、古墳時代はどんな時代だったのか、須恵器と土師器、考古学と骨董文化との関係など。以下、当日参加者の感想より。〈私も土偶が大好きなので、土偶から物を見てしまうこと、とても共感しました。骨董屋さんサイドのお話と、考古学サイドのお話の対談が面白かったです〉─
■通信講座|工芸と私33|譽田亜紀子+タナベシンスケ|土偶と埴輪
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e33
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*予告篇
https://youtu.be/q_ygQ_b5vXM
20240809
青花のスタッフがあらたにインスタグラムをはじめました。工芸青花のこと、青花の会の活動のこと、お知らせや雑感など、のびのび投稿してゆきます。https://www.instagram.com/ladpnh/
20240807
公開しました。満席だった人気講座、配信でもぜひ。─
■通信講座|沢山遼|工芸批評|全3回
1|古道具坂田ふたたび
2|バウハウス再考:事物と身体
3|柳宗悦と霊的な力
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-sawayama-e01
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美術と、工芸/骨董を架橋できる 稀少な批評家、沢山遼さんの連続講座です。テーマは「古道具坂田」「バウハウス」「柳宗悦」の 全3回。工芸には批評がない、といわれてひさしく、また、工芸に批評はいらない、ともいわれてひさしい気もしますが、批評すなわち言葉による解釈を知ること、その作法を身につけることで、はじめて他者と、フェアに、(「眼くばせ」的やりとりではなく)オープンに、工芸/骨董について対話できるのではないかと思います。
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*予告篇
https://youtu.be/tR7VXRdyWZ8
20240802
骨董通販サイト「seikanet」、8月前半の回を公開しました。今回は自由出品です(15日まで)。─
online antique store
古董邮购网站
https://store.kogei-seika.jp/collections/seikanet-77
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seikanet の監修者は青花ブログでもおなじみの古美術栗八・高木孝さん。出品者は高木さん推薦の骨董商で、青花会員でもあります。
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この8月から、青花の通販サイト「seikashop」内に移設リニューアルしたことで、購入方法が簡便になりました。商品によっては海外発送も可能です(各商品の説明欄を御覧ください)。
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There are items which cannot be shipped internationally. In the description of the items, you can see if they can be shipped overseas.
可寄送至海外的商品会在说明栏中注明。关于海外运费,请参阅“关于运输和发货”
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seikanet は月2回更新です(月の後半はテーマ出品)。今後とも、よろしくお願いいたします。
20240801
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器はオランダのジンボトル、随想は「コマちゃんのこと6」です。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/057.html
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〈でも、手紙の文面からは疲れた様子も弱気な気持ちも感じられません。俺みたいな、夢だけあって何もないヤツがここにはいっぱいいて楽しい、と書いてあります〉
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高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」も本日19時公開です(テーマ自由)。サイトリニューアルのためしばらく休んでいましたが、今日から再開します(青花の通販サイト「seikashop」内に移設しました。以下URL、上部バナーよりお入りください)。
https://store.kogei-seika.jp/
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栗八さんの品物も出ています。今後とも、よろしくお願いいたします。
20240801
次回、8月末の展示です。講座もあります。多田智満子の名著『魂の形について』(ちくま文庫/解説・金沢百枝)に着想を得た展観。─
■展覧会|魂のかたちとゆくえ
□8月30日−9月3日|13−20時|工芸青花(神楽坂)
*8月30日は青花会員と御同伴者1名
□出品|毛涯達哉(神 ひと ケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20240801.html
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■講座|工芸と私78|毛涯達哉|魂のイメージ
□8月30日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-78l
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魂はどんな形をしているのだろうか。
古代から、人々は魂という見えないものをさまざまな形で表象してきた。丸いものであったり、鳥や昆虫など翼あるものによって表されることが多いようだ。古代ギリシアではプシュケー(蝶)、エジプトではイブ(心臓)やバー(人面鳥)、日本ではひとだまや蛍など、光を発するものに魂を見出してきた。
魂たちにはそれぞれに行き先がある。いったいどこへ向かうのだろうか。人間社会の中で発生したものを深く知ろうとすれば、考古学・歴史学・文化人類学・精神分析学・文学といったように超域的にならざるを得ない。古代・中世の文学作品を理解の手掛かりとした多田智満子氏の著書『魂の形について』に着想を得て、魂のかたちを表象したと思われるものや、人々によって絶えず生み出されてきた象徴的なもの、つまり心の中のイメージを具現化したものに焦点を当てて、当時の文化を知る試みとしたい。(毛涯達哉「今展によせて」)
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鳥形偶像 シベリア 前3−前1世紀
撮影|毛涯達哉