20210428

骨董通販サイト seikanet 4 公開中(明日30日まで)。特集は「花の器」です。
https://store.kogei-seika.jp/

磁州窯白地緑斑小水注 宋時代(11世紀) 高8.0cm

北宋以前の磁州窯といえば白地や黒掻落としが一般的ですが、ごく稀に緑釉を使用したものに出会うことがあります。打ちぐすりとして緑釉を掛ける場合、何かの付け根に補強の意味も含めて施釉する(写真13・14枚目の類例参照)ことがよくあり、この水注も本体と把手の接合部だけにピンポイントで緑斑が打たれています(はみ出して流れているので分かりづらいですが……)。口辺部、把手上部などに釉薬の剥落はありますが、器胎はしっかりしており、無傷に近い状態を保った磁州窯水注のミニチュア珍品といえるでしょう。少しエキゾチックなので受ける花を選びますが、上手に生ければ和陶の器よりも面白い使い方が出来るかもしれません。大きさは、名刺のサイズ(9センチ)を参考にしてください(小さい商品です。お気をつけください)。「鉅鹿青流シ白小水注」とある時代桐箱が付属します。(つつみ美術)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210427

骨董通販サイト seikanet 4 公開中(4月30日まで)。特集は「花の器」です。
https://store.kogei-seika.jp/

土師器 はそう 古墳時代−奈良時代 高10.8cm

可愛らしい大きさの土師器はそうです。はそうとは、穴の開いてある部分から竹管などを挿し、水を注ぐ容器として使われたものです。須恵器に多く作られているはそうですが、土師器では少し珍しいと思います。大きさも小さめで可愛らしいのも嬉しいところです。これは竹の落としが付いているので花器としても楽しんで頂けます。口が欠けており、残った口部分に亀裂が入っておりますが、完全に裏側まで亀裂が通っているのは途中部分までなので一度割れたのを継いだとかではないと思います。箱あり。(古美術川﨑)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210425

『工芸青花』の表紙は布張りですが、今号(15号)から、45Rのオリジナル生地を使用しています(今号はインドリネンツイル)。色も手ざわりも好評です。誌面でも、45Rの服づくりについて、毎号話をきいています。ジャンルはちがっても、得ることの多い取材です。(S)

『工芸青花』15号
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html

定期購読も募集中です。次号は5月刊の予定です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4









20210425

骨董通販サイト seikanet 4 公開中(4月30日まで)。特集は「花の器」です。
https://store.kogei-seika.jp/

デルフト染付花瓶 オランダ 18世紀後半 高さ16cm

八角の器体の全体にデルフトブルーで花紋が描かれた一輪挿しです。口辺と底部及び側面1か所に釉薬の剥げがあります。口辺に関しては、傷みが激しかったためか後世に全体を平らに研磨してしまったのではないかと思われます。17世紀前半に中国や日本の磁器の影響を受け、全面に錫釉を施したデルフト焼は誕生します。タイルをはじめ、皿、花瓶、壺、水差し、動物などの置物、医療用の道具など様々な用途のものが製造され、盛期にはヨーロッパはもとより東アジアにも輸出されていました。現地の骨董屋では、タイル、皿類、キャビネットに飾るための立派な花瓶、牛や馬などの置物などよく目にします。ただ、所謂日本人好みの、徳利に見立てられるような一輪挿しや盃に見立てられるようなカップは見つかりません。私自身も、こと徳利に見立てられる白デルフトの一輪挿しには、これまで3本ほどしか出会えておりません。(gallery uchiumi)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210424

「展示会|LAPIN ART」はじまりました(神楽坂一水寮)。今日は19時まで、明日は11時から17時までです。
https://www.facebook.com/kogei.seika/posts/3959499517421398

店主の坂本大さん(1987年生れ)による、現代工芸、美術、骨董をとりあわせた展示もメッセージです。坂本さんには、今晩19時半からインスタライブ(以下アカウント)で、古いものといまのものをともにあつかうことの意味や、「なぜこの仕事をしているのか」など、お話うかがおうと思います。(菅野)
https://www.instagram.com/lapinartoffice











20210423

工藝風向・高木崇雄さんの通信講座「工芸入門2|ミシェル・フーコーと工芸」公開しました。

■通信講座|高木崇雄|工芸入門2|ミシェル・フーコーと工芸
□公開|2021年4月23日-7月25日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=578

*冒頭部分(約15分)は以下で御覧いただけます
https://www.youtube.com/watch?v=yACQnQ5qbfM

〈店を作って数年後、建築家の磯崎新さんにお目にかかったおり、いい名だね、適当って言うけれど、フーコーという名をつけたのにはきっと理由があるよ、いずれわかるよ、と言われたのをきっかけに、あらためて読み返す機会を得ると、「言説を、言説を誕生させた思考や精神あるいは主体に準拠させるのではなく、言説が展開される実践的な場に準拠させる」(ミシェル・フーコー『アルケオロジー宣言』)といった文章がどうも気に掛かる〉(高木さんから)

近著『わかりやすい民藝』が各所で好評の高木さんの工芸史(の方法論)が、どのように培われたものかがよくわかる講座でした。

高木さんのウェブ連載「工芸入門」は以下です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/046.html

以下も公開中です。

■通信講座|工芸と私8|高木崇雄+小林和人+菅野康晴|民藝・生活工芸・作用
□公開|2021年2月11日-5月16日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=537







20210422

骨董通販サイト seikanet 4 公開中です(4月30日まで)。特集は「花の器」です。
https://store.kogei-seika.jp/

縄文小壺 縄文時代晩期 東北地方(亀ヶ岡) 高12cm

長頸で野花を生けても、そのまま置いても魅力的な壺です。青森県の亀ヶ岡式土器です。胴部に穴があります。花を生ける時はガラスや竹などのおとしを使ってください。木箱有。(古美術祥雲)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210421

昨日は講座「住宅設計入門」の最終回でした。講師の中村好文さん、増田奏さん、そして受講者のみなさん、半年間おつかれさまでした。ありがとうございました。今回もみごたえ、ききごたえあるシリーズでした。かわらずむつかしい状況ではありますが、プロ教室、一般教室ともに次回も予定しています。引続き、よろしくお願いいたします。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=389
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=388







20210420

ブログ「古道具屋たち」更新しました。今回は「tokimeki antiques」の岩橋直哉さんです。
https://www.kogei-seika.jp/blog/ena/002.html

〈大学時代は映画研究部で、卒業後はアルバイトをしながら自主映画を撮っていました。(略)コインランドリーで、大学生とイラン人とホームレスのおばあさんが出会うような、出会わないような……というものが1作目。2作目は、1970年代の左翼グループ「東アジア反日武装戦線」をモデルにしたもの。(略)カナダのバンクーバー国際映画祭に招待されたこともあります〉

〈ルーチンで生きてないか、見慣れたつもりで本当はものすごく面白いものがあることに気づいてないんじゃないか、(略)坂田さんが雑巾やコーヒーフィルターでやったことはそうだったと思います。骨董趣味の中には分類し細分化していく愉しみもあるとは思うのですが、坂田さんは分類される前の「なんじゃこりゃー!」を見せてくれた〉

写真は1994年、岩橋さんが古道具坂田で買ったアフリカの土偶。





20210420

骨董通販サイト seikanet 4 公開中です(4月30日まで)。今回の特集は「花の器」。追加商品もありました。
https://store.kogei-seika.jp/

李朝藁製玉子入 韓国 20世紀 高25cm

植物でできた花器の代表格は、なんと言っても竹です。周囲を打ち鎮める凛とした姿は茶席に映えます。黒々とした艶のある竹編細工も見逃せません。今回のこれは藁です。朝鮮の家庭で使われた玉子入れと言われていますが、詳細は不明です。何らかの食材入れであったことは間違いないでしょう。この藁編みの温かみは、生けられた花と相まってその空間を和ませます。日々の生活空間を優しくする花器です。ペットボトル再利用の手製落としをお付けします。藁の温もりをお花と共にお楽しみください。(骨董いわた)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210419

展示会のお知らせ。今週末です。

■展示会|LAPIN ART
□4月24日(土)13-19時
□4月25日(日)11-17時
□於工芸青花|東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
https://www.facebook.com/kogei.seika/posts/3959499517421398

一水寮の木香バラもたくさん花をつけています。









20210419

最終回です。1年間御覧くださり、ありがとうございました。

花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第52回/最終回。川瀬さんの花と言葉、花名等を附します)。

藤の花がもつ成熟した雅び、気品は、たんに「きれい」というだけではおさまらないものです。「花」は、草木の声をききとり、その魂をたてまつり、現し世にひびかせるもの。「アレンジ」ではないのです。(川瀬敏郎)

花=藤
器=末枯れ竹
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所

詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=577

「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/87XTSZE_kb7IERZn3DcplQ





20210417

日置路花さんの書(春夏篇)、通信販売しています。
https://www.kogei-seika.jp/shop/hiokiroka.html

〈25年前に初めて書を買った。路花さんの書だった。それまで書を見てこなかったわけではない。しかし買うことは無かった〉(坂田和實「路花さんの書」『工芸青花』15号特集「書と古道具 坂田和實と日置路花」より)

『工芸青花』15号
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika015.html

写真は路花書「春の月さはらば雫たりぬべし 一茶」と『工芸青花』15号。









20210415

骨董通販サイト「seikanet」第4回、公開しました(4月30日まで)。今回の特集は「花の器」です。
https://store.kogei-seika.jp/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210414

古美術栗八・高木孝さんの連載「骨董入門」更新しました。今回は「モノがワカル」(ための第一歩、の話)です。意外でもあり、たしかに、とも思いました。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/004.html

高木さん監修の骨董通販サイト「seikanet」、第3回は今日までです(0時になると品物が消えます)。期間中に追加もありましたので、よろしければ御覧ください。
https://store.kogei-seika.jp/





20210412

骨董通販サイト seikanet 3 公開中です(4月14日まで)。
https://store.kogei-seika.jp/

古染付更紗文皿 明時代末

古染付の更紗文の七寸皿です。折枝花が描かれているますの中に一つだけ草花が描かれているのは古染付らしいユーモアです。飾り皿としてもとても華やかなデザインです。古染付特有の虫喰いの他には傷はありません。(花徑)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210412

花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第51回。毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。

筍を花としたのは、かつてはなかったことかもしれません。黒き大地より出現する、得体のしれない、魔のようなもの。そのあらわれをとらえるのが「花」。(川瀬敏郎)

花=筍、二輪草
器=古銅仏花瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所

詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=576

「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/87XTSZE_kb7IERZn3DcplQ





20210411

今日まで!……といっても明日昼ごろまで御覧いただけます。

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ11|旧約篇9|出エジプト記2|モーセの生涯2
□公開|4月11日まで
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=545

金沢さんから──いよいよ、海が分かれます。紅海渡渉、荒野放浪40年の試練、そして「十戒」を受けとるまで──モーセの劇的な後半生を、聖書の言葉と美術とともに、わかりやすく見てゆきます。イスラエルの民60万人(成人男性の数だけで!)以上をひきつれての旅。導き手としてのモーセの苦労がしのばれます。





20210410

講座のお知らせです。

■講座|工芸と私50|井出幸亮+牟田都子+米山菜津子|2000年代と「生活工芸」と私たち
□4月28日(水)19時@工芸青花(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=574

作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、ライターで『Subsequence』編集長の井出幸亮さん(1975年生れ)、校正者の牟田都子さん(1977年生れ)、デザイナーの米山菜津子さん(1981年生れ)の鼎談です。

井出さんから──実のところ近代以後のあらゆる文化的運動がそうであるかもしれないのですが、とりわけ2000年代に勃興した生活工芸というムーブメントにおいては、〈作り手─伝え手─売り手─使い手〉という関係性の中での価値観の共有がとても重要な意味を持っていたと考えています。今回は、その「使い手」の中心であったと目される世代であり、同時代の中でそれぞれのスタンスでその動きに接して来られたお二人と、当時を振り返りながら、改めて生活工芸がもたらしたものの内実について迫ることができればと思います。

牟田さんから──20年前、新しい世紀の始まりと同時に社会に出ました。親元を離れ、自分の手で一から生活を作っていくこと、それは価値観の再構築であり、少しおおげさにいえば新たに生まれ直すようなものでした。2000年代初頭に勃興した「生活工芸」とはなにかという問いに向き合うことは、私にとって、自分のルーツをふり返ること、これからの時代をどう生きていきたいかを考えることなのかもしれません。

米山さんから──20年前のこと。覚えているようであやふやな、変わったこともあれば変わらないこともあり、その境を見分けるのに自分は雑誌をめくる。街の熱気が詰め込まれた誌面に「私」を没頭させたのが90年代だったとしたら、2000年代はそこから一歩下がった「私」が自分の行先に目を凝らし、その少し先を雑誌が照らしてくれる、そんな感じだった。その頃あたらしく自由な風を軽やかに吹かせてくれていた運動体のひとつとして「生活工芸」的なるのものがあり、「私」は離れた場所からその風を頬に感じつつ自分の中の台風をなだめすかしていて、その後の10年代はその台風とどう付き合うかに費やされた。そして10年代の終わり頃には「私」に閉じこもるのではない「私同士の連帯」が拡がりはじめた、と、自分は感じているがどうだろうか。「生活工芸」を振り返る青花・菅野さんの一連の試みも自分はそういう流れの中で捉えている。そんな現時点から改めて20年前のことを考えてみたい。

写真は恩塚正二さんの黒陶。恩塚作品はあのころ「zakka」で知りました。





20210410

展示会のお知らせです。

■展示会|LAPIN ART
□4月24日(土)13-19時
□4月25日(日)11-17時
□於工芸青花|東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/img/issuiryo_map_b3.jpg

現代工芸と骨董、コンテンポラリーアート、という組み合わせは生活の中で徐々に広がっている一つのスタイルだと思います。ラパンアートでは様々な作家作品や時代の異なる骨董を紹介していますが、今展では特にデビューして間もない作家や、新たに取り扱いを始めた作家、大量生産され始めた頃のヴィンテージのうつわにもスポットを当てています。
今後、人々から評価されるかどうか以前に、純粋にいいと思ったものに賭けてみたくなりました。初めて出会った時のみずみずしい感覚に素直に、所有して使うという楽しさを共有できればと思います。(坂本大/LAPIN ART)

坂本大|LAPIN ART 代表。1987年佐賀県唐津市生れ。唐津焼を商う店に生まれ、祖父は陶芸家の中里重利。GALERIE AZUR(渋谷) 勤務を経て、2020年 LAPIN ART 設立。











20210409

骨董通販サイト seikanet 3 公開中です(4月14日まで)。今回は「自由出品」。古伊万里輪線盒子や金銅火舎香炉など追加出品もありました。
https://store.kogei-seika.jp/

奉納面 奄美地方 18−19世紀 木製 28×20cm

物凄いインパクトですが、おどろおどろしいお顔ではなく、何か人を惹きつける魅力があります。部分的に荒れてはいますが、色彩(弁柄)が鮮やかに残っている面は極めて貴重です。同手の面は、染色家であった故芹沢銈介氏が好んで蒐集し、現在静岡市立芹沢銈介美術館に収蔵されています。2面ほど収蔵品を見ましたが、この面も決して引けをとりません。(骨董いわた)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210408

あらたな催事のお知らせです。

■講座|工芸と私50|井出幸亮+牟田都子+米山菜津子|2000年代と「生活工芸」と私たち
□4月28日(水)19時@工芸青花(神楽坂一水寮)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=574

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ66|旧約篇12|列王記上|ソロモンの栄華とシェバの女王
□5月20日(木)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=572
─────
以下も引続き募集中です。

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ11|旧約篇9|出エジプト記2|モーセの生涯2
□公開|4月11日まで
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=545

■通信講座|工芸と私8|高木崇雄+小林和人+菅野康晴|民藝・生活工芸・作用
□公開|5月16日まで
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=537

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ12|旧約篇10|士師記|サムソン
□公開|7月4日まで
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=570





20210407

お知らせ

今年も「青花の会|骨董祭」をおこないます。日程、会場、出展者決りました。

■青花の会|骨董祭2021
□会期|6月4−6日(金土日)*4日は青花会員と御招待者
□会場|√K Contemporary(牛込神楽坂)
□出展|井上オリエンタルアート日本橋・大塚美術・花徑・花元・加島美術・神 ひと ケモノ・工藝丹中・古童・古美術うまのほね・古美術川﨑・古美術京橋・古美術小林・古美術陣屋・古美術須藤・古美術天宝堂・古美術肥後・古美術藤島・古美術三樹・古美術山法師・古美術28・四方堂・志村道具店・世田谷八木・草友舎・となりのトトや・冨江洗心堂・中上・秦志伸・前坂晴天堂・利菴アーツコレクション・gallery uchiumi・IMADO・SEKIGAWA FINE ART・Swallowdale Antiques

関連企画
■茶話会|安藤雅信|6月5日・6日|工芸青花(神楽坂)

ほかにも関連企画準備中です。詳細あらためてお知らせします。

撮影|奥山晴日





20210407

骨董通販サイト seikanet 3 公開中です(4月14日まで)。今回は「自由出品」。金銅仏や李朝、麦藁手片口の追加出品がありました。
https://store.kogei-seika.jp/

統一新羅金銅如來立像 高11.5cm

(甍堂)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210406

骨董通販サイト seikanet 3 公開中です(4月14日まで)。今回は「自由出品」。酒器や木工の追加出品がありました。
https://store.kogei-seika.jp/

ペルシャ細密画 17-18世紀 32.7×22.6cm

馬に乗ってゲームをしている礼拝者が描かれています。人々や馬の表情から、和やかな雰囲気が伝わってきます。ペルシャのサファヴィー朝時代(16世紀~18世紀)のイスラーム王朝の詩『Guy- Chovgan(چوگانčōwgan)』からの細密画です。Chovganは古代ペルシャ(現在のイラン周辺)で生まれた馬を使ったスポーツゲームで、その後のポロゲームの原型とされています。貴族のゲームとみなされて、特別に訓練された馬で行われました。岩を隔てて後方に人物をあらわすのはペルシャ絵画に見られる特徴のひとつです。ペルシャ細密画はイランの歴史の変遷を背景に育まれてきました。9世紀にギリシャの科学書を伝える挿絵にはじまり、13世紀のモンゴルの侵略により中国元時代の絵画の影響を受け、さらにシルクロードを含む貿易の中継として東西の文化を融合させてきました。本来、細密画は写本の挿絵なので、画家よりも書家の地位が高い時代は書を中心とし、絵はあくまでも内容を助ける用途で控えめに描かれました。絵を描くことが神の力によるものと言われるようになった16世紀ごろからは徐々に絵画が重要視され、その後はそのほとんどがこのように本の形態から外され鑑賞用の絵として飾られるようになりました。歴史や古典文学の格調を伝えるべく、リスの毛筆を用いた繊細な絵画・装丁がそれぞれ高い力量により絶妙なバランスで作られ、豪華でありながら軽やかな印象を受けます。装丁部分に汚れがありますが、絵画部分の状態は綺麗です。額が付きます。(古美術祥雲)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210405

花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(第50回。毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。

〈私にとっての春は芽ぶく柳。大地に緑がよみがえってゆくさま〉(川瀬敏郎)

花=枝垂柳、竹
器=古銅中蕪瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所

詳細、御購入はこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=571

「四时之花」的中文版线上连载也开始了,欢迎点击以下链接了解详情。
https://mp.weixin.qq.com/s/87XTSZE_kb7IERZn3DcplQ





20210404

骨董通販サイト seikanet 3 公開中です(4月14日まで)。今回は「自由出品」。初参加のお店もあります。
https://store.kogei-seika.jp/

古伊万里染付五捻ぐい呑 江戸時代(1730−50年代) 高5.1cm

良い具合に立上がったぐい呑です。肌は、古伊万里独特の青みを帯びてしっとりとしてます。数本、貫入があり一本だけ口にニューが有ります。箱有りません。(世田谷八木)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210403

骨董通販サイト seikanet 3 公開しました(4月14日まで)。今回は「自由出品」。初参加のお店もあります。
https://store.kogei-seika.jp/

ローマングラス手付瓶 3-4世紀頃 高12.9cm 箱付

やや厚手に型吹きしたものに、糸ガラス、ハンドル、高台を接いで作られています。形のよさを捉えて選んだ物ですが、口縁部に残る銀化膜やガラスに透けて映る虹彩など、古代ガラスならではの風化現象も程良く残されています。透過性の淡緑色。ガラスに欠損や傷の見られない非常に好い状態を保っています。イタリア地方のガラスと考えていますが、ドイツ・ケルンから出土した物にも同型のローマングラスの掲載があります。生産地としてではなく消費地としての出土かもしれません。より詳細な情報はお問合せ下さい。(南方美術店)

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210402

美術史家・金沢百枝さんの通信講座、あらたに公開しました。

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ12|旧約篇10|士師記|サムソン
□公開|2021年4月1日-7月4日/約100分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=570

〈旧約聖書のなかで、サムソンほど破天荒な人物はいません。民話的要素がつよい物語ですが、キリスト教聖堂でも古くから「つよさ」の象徴として描かれてきました。百人力の豪傑なのに愛した女性にはめっぽうよわい、という魅力的な姿を、おもに中世美術のなかにみてゆきます〉(金沢百枝)

以下も引続き募集、公開しています。ともにもうすぐです。

■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ65|旧約篇11|サムエル記|ダビデ
□2021年4月8日(木)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=540

■通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ11|旧約篇9|出エジプト記2|モーセの生涯2
□公開|2021年3月10日-4月11日/約100分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=545





20210402

骨董通販サイト seikanet 3 公開しました(4月14日まで)。今回は「自由出品」。初参加のお店もあります。
https://store.kogei-seika.jp/

サイトの画像をタップすると、別カットや作品解説のページになります。おたのしみいただけましたら幸いです。





20210401

お知らせ

骨董通販サイト seikanet 3、今夜19時公開です。今回は自由出品。初参加のお店もあり、たのしみな品々がそろいました。
https://store.kogei-seika.jp/

seikanet 監修者、古美術栗八の高木孝さんのブログ「ゼロからの骨董入門」更新しました。(知と)情に裏打ちされた名文です。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/003.html

〈初めての方は「いくらで買ったら適正なのか……」などは気になさらずに、まずは、値札や値段のことは無視して気に入る品を探してみてください。その上で値段を確かめてみてください。その品があなたの買えぬほど高価であったとしても、何も落ち込む必要はありません。それは何の知識が無くとも、それだけ価値のある品を良いと感じる感性を生まれもって具えている証拠ですから……〉

写真は同ブログより、古染付雁木文鉢(seikanet 商品ではありません)。




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