20180731

『工芸青花』10号ができあがりました。会員宛の発送作業をおまかせして、記事と展示の打合せで書家のアトリエへ。書をあまりに知らず、それでも(それゆえ?)気持があかるくなりました。『工芸青花』10号の販売予約もはじめました。各地の販売店一覧も近々更新します。よろしくお願いします。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=242





20180728

book market 2018 はじまりました。今年の会場は浅草(台東館)、出展44社(出版社多数)、明日日曜の17時までです。ほぼとなりのアミューズミュージアムでは「都築響一が見たBORO」展、浅草寺もほぼとなりでした。雨はいまは小雨ですが、どうぞお気をつけて。
https://www.anonima-studio.com/bookmarket/









20180726

「川端実の絵」展、はじまりました(神楽坂一水寮。8月12日まで。木金土日13−19時。今日は青花会員と関係者のみ)。ながくニューヨークで暮し、抽象表現主義の画家たちと競いあった大家(1911−2001)の小品展。近年はイラストレイターの原田治さんが敬愛した画家としても知られているかもしれません。
……
監修は編集者の井出幸亮さん。〈一般的に、こうした抽象絵画は「ホワイトキューブ」としてのギャラリー空間で展示されるのが常ですが、今回は通常、骨董や工芸を中心に展示を行っている、建具や格子などのディテールに和の伝統とモダニズムを感じさせる「一水寮」の空間にそれらを配置し、これまでにない提案を試みてみたいと思います。(略)歴史的な批評のコンテクストを一旦取り払い、作品を「直下に見る」ことで生じた新たな魅力を捉え、生活空間の中に配置し、その変容の契機とする行為は、単にコレクションとして絵画を蒐集することで既存の価値体系の踏襲と保存に務めること以上に、21世紀という時代における創造性のリアリティを顕にするでしょう〉
……
企図されているのは、絵画の置物化/工芸化でしょうか。空間を親密化するものとしての。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180701.html











20180723

来週8月2日(木)夜は高木崇雄さんの講座「工芸入門5|奈良と民藝」です(神楽坂一水寮)。
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〈京都でぼんやりと暮らしていた時期、足繁く通っていたのは奈良でした。「古寺巡礼」というわけでもなく、京都で好ましいと僕が思ったものについて、掘り下げていくと突き当たる古層のようなものには、いつも奈良の影があったからです〉
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写真は奈良町のカフェ「鹿の舟|囀」。石村由起子さん監修、中村好文さん設計で、とても居心地よい場所でした。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=239





20180719

駒場の日本民藝館で「書物工芸」展(9月2日まで)。柳宗悦の書物愛を思えば意外なことにはじめての「本」の展覧会とのこと。雑誌『工藝』全120号の表1がみられる機会は貴重かもしれません。担当の白土さん、おつかれさまでした。「つきしま」もでています。
http://www.mingeikan.or.jp/events/special/201807.html





20180718

次回の「川端実の絵」展にむけて、壁の面積をふやしています。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180701.html





20180715

あらたな催事のお知らせです。
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■展覧会|川端実の絵
□7月26−29日+8月2−5日+9−12日@工芸青花(神楽坂)
*7月26日は青花会員と御同伴者のみ
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180701.html
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■講座|高木崇雄|工芸入門5|奈良と民藝
□8月2日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=239
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ39|隠修士─砂漠の修行者たち
□8月23日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=240
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■展覧会|百思百布
□8月30−31日・9月1−2日+6−9日+13−16日@工芸青花(神楽坂)
*8月30日は青花会員と御同伴者のみ
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180801.html
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■講座|工芸と私23|中村夏実+林礼子|縫うよろこび
□8月30日(木)19時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=241
……
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以下も引続き募集しています。
……
■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ38|スイスのロマネスク1
□7月19日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=236
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■講座|工芸と私22|井出幸亮+高木崇雄+菅野康晴|赤木的「民藝」と三谷的「生活工芸」
□7月21日(土)15時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=237
……
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今月末の土日はブックフェアに参加します。4度目の参加ですが、しぶい本もならぶし、出版/編集の現在がよくわかる、たのしみな催事です。
■BOOK MARKET 2018
□7月28-29日@台東館(浅草)
http://www.anonima-studio.com/bookmarket/index.html





20180714

「骨董の起源」展、明日15日までになりました(神楽坂一水寮/13−19時)。すでにそこにあるのにみようとしてこなかったものがならべられています。手書き文字はニューヨークから。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180601.html





20180713

すばらしかった。いま読めてよかった。





20180713

『工芸青花』10号、さきほど校了しました。このあと順調なら、月末には会員のみなさん宛に発送できそうです。また、7月末までに青花の会に御入会いただいた方には、『工芸青花』は12号よりおとどけします(会員の方には在庫のあるバックナンバーを会員価格で販売しております)。御入会は定期購読の意味あいもありますので、よろしければ御検討ください。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4





20180711

工芸史家・高木崇雄さんのブログ「工芸入門」更新しました。今回は「澪の会」。〈「澪の会」は京舞井上流・五世井上八千代による、試演会とでもいえば良いのか、祇園・新門前の自邸敷舞台にて年に数回行われる京舞と座談の会です〉
……
じつは高木さんの本領はこちらでした。〈そしてふと気がつけば百番などはとっくに過ぎ去り、それで能がわかったとはやはり言えませんが、能というものがピンで留められ、ケースに閉じ込められたものではなく、テキストの選択から詠法、面装束の選択、小書と呼ばれる演出、そしてなによりシテ方をはじめとする舞台上の人々の力量によってさまざまな違いをもたらす「いきもの」だということを身を以て知りました〉。高木さんの工芸論の主調をなす複数性/公共性/社会性の起点はここだったのかもしれません。
http://kogei-seika.jp/blog/takaki/018.html





20180708

今月21日(土)15時から井出幸亮さん、高木崇雄さんと鼎談「赤木的『民藝』と三谷的『生活工芸』」をおこないます(神楽坂一水寮)。輪島の塗師・赤木明登さんの『二十一世紀民藝』(美術出版社)と木工家・三谷龍二さんの『すぐそばの工芸』(講談社)という近刊2冊の合評会です。2冊の本の長所と疑問点をそれぞれがあげて、比較しつつすすめようと思っています。工芸論で多用される「自然」という語のあいまいさ/あやうさについてや、内容にふさわしい装丁はどちらか、なども話しあえたら。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=237





20180705

「骨董の起源」展、再開しました(神楽坂一水寮。15日まで。木金土日13-19時)。〈常に何かが取り上げられるとき何かが意図的に排除されています。僕はその排除されるものに興味がある。正史では描き切れない世界と人間の謎をそこに見出すことができるから〉(岩橋直哉)。骨董はどこから骨董なのか(その境界の根拠はなにか)を自問できる場になっています。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180601.html



















20180704

昨日まで札幌で撮影でした。今回も sabita さん、古道具十一月さんにお世話になりました。『工芸青花』11号の取材です。
……
昨夜は友枝雄人さん、桐谷美香さんの対談「能と私」でした。過去に例がない構成で上演される9月の「枕慈童」がたのしみです。





20180703

ニットライター鳥古繰子さんのブログ「毛糸的世界」更新しました。〈ジャレッドは語る。「糸を売り出してからの主要な仕事は、やってくる注文に応える努力することだった。手に入るウールの量や工場の作業量に限界があるからね。自分が勉強してきたのはアートとデザイン分野だったから、糸の生産に関しては毎日学ぶことがたくさんあるよ」〉
http://www.kogei-seika.jp/blog/tricoquelicot/025.html





20180701

あさって3日(火)夜は講座「能と私」です(自由学園明日館/目白)。先日打合せをしていて、登壇者のひとり、能楽師の友枝雄人さんに「舞台で役者はうごくけれども、仏像をみるようにみてもらえたら」といわれました。〈意味内容や感情の演技ではなく、抽象的な動きの中から観客のイマジネーションを触発する〉(観世寿夫『心より心に傳ふる花』)ということでしょうか。当日は能の面も実見し、その見方も教えていただきます。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=235
……
おとといは神楽坂で開催中の「骨董の起源」展(15日まで。木金土日。13-19時)にかんする鼎談でした。がらくたふくめなんでもありな骨董市でこちらを立ちどまらせるもの、それは「みたことがない」ものだと岩橋直哉さんはいいます。〈世阿弥の「めづらし」は、珍奇なことをして人の眼を驚かせるのがよいということではないのだ。あくまでさまざまな稽古という積み重ねの上に成り立たすこと〉(同)。その選択がおのずと有する政治性(選択と排除の図)には自覚的であるべきだし、だからこそ、骨董は思想的であるべきとも。岩橋さんがはじめて買った古物は古道具坂田のアフリカの土偶だったそうです。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20180601.html
……
木曜(5日)夜は古典学者・河島思朗さんの講座「ギリシア・ローマ神話」です(神楽坂一水寮)。メドゥーサを殺し、アンドロメダをめとって王となる英雄ペルセウスの物語です。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=238








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