20220130

『工芸青花』17号、ようやくできあがりました。発送準備作業、昨日からはじめて、さきほど終りました。今回も手伝ってくれたみなさん、今号はとくにぶあつく、重く、たいへんだったと思いますが、ありがとうございました。おつかれさまでした。明日、まず青花会員のみなさん宛に、宅配便で発送します。

毎号、本が届いたら開梱して全冊検品、シリアルナンバーを捺し、「扉の絵」を貼り、見返しに手紙をはさみ、専用ケースにおさめ、宛名ラベルを貼り、配送業者のケージに積みあげるまで、自分たちでおこなっています。もちろんたいへんですが、手をかけて、いや、手でさわって送りだすこの時間を、大切にしたいと思っています。
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●『工芸青花』17号
○2022年1月刊
○A4判|45R製麻布張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|ハタノワタル作の手漉和紙を貼付したページあり
○限定1200部|18,000円+税
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目次

1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
・記憶の花 川瀬敏郎
・どれも「奈良」 小松義宜
・河瀬家二代 杉村理

2|タイの古陶 永田コレクション
・タイ陶磁概説 閑野譚
・掘るか広げるか 永田玄

3|生活工芸と村上隆
・三谷さんと生活工芸の四〇年 菅野康晴
・三谷龍二さんと松本で 村上隆
・赤木明登さんと輪島で 村上隆
・辻和美さんと金沢で 村上隆
・内田鋼一さんと四日市で 村上隆
・安藤雅信さんと多治見で 村上隆
・松本武明さんと川越で 村上隆
・広瀬一郎さんと西麻布で 村上隆
・平松洋子さんと神楽坂で 村上隆
・高橋みどりさんと南平台で 村上隆
・伊藤まさこさんと代官山で 村上隆
・有山達也さんと馬喰町で 村上隆
・旅の終りに 村上隆
・座談会 生活工芸の作家たち 赤木明登 安藤雅信 内田鋼一 辻和美 三谷龍二 村上隆 菅野康晴
・年表「生活工芸」の時代

連載
・ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸

精華抄 青柳恵介、小澤實、村上隆ほか
石州和紙 若菜晃子
扉の絵 ハタノワタル





20220130

開催中です(13−20時)。出品者の小松さんも本日在廊予定です。ふりつもる歳月にいつしか埋もれた物、人、事を堀りだし、調査し、光をあてるのが骨董商の仕事、と自覚する小松さんのお話もぜひ。

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

















20220128

今日からです(13−20時)。無窮亭河瀬虎三郎旧蔵の秋篠寺仏像残欠、千体地蔵など。*本日は青花会員と御同伴者1名

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*入場制限、時間制限をおこなう場合があります
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

本展は『工芸青花』17号特集「奈良と骨董─無窮亭河瀬虎三郎」にちなんだものです。

●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、村上隆他







20220127

明日から。小松義宜さん(honogra)の展示、花は横川志歩さんです。*明日1月28日は青花会員と御同伴者1名のみ

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*入場制限、時間制限をおこなう場合があります
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

古材のほか古仏、古器など、みどころ多い品々二百数十点がならびます(一部はhonograのインスタグラム @akenosora8 で御覧いただけます)。





20220126

奈良、興福院にある無窮亭河瀬虎三郎の墓。生前に石をえらび、造作も考えていました。「釋無窮亭」は親交あった仏教考古学者、石田茂作の筆。『工芸青花』17号特集「奈良と骨董─ 無窮亭河瀬虎三郎」より。

あさってから。無窮亭旧蔵品も出品されます。

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*1月28日は青花会員と御同伴者1名
*入場制限、時間制限をおこなう場合があります
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

『工芸青花』17号(2022年1月末刊)では、玄人好みの眼利きとして名高い奈良の茶人、無窮亭河瀬虎三郎(1888-1971)の特集を組みました。旧宅、旧席、旧什等ぞんぶんに取材できたのは、古美術商・小松義宜さんのおかげです。17号刊を機に、青花の展示室でも、小松さんの御協力のもと奈良にゆかりの展観をおこないます。指物師・松田栄哉旧蔵の法隆寺古材を主に、弥生や土師器などの花器ほか二百数十点を展示販売します。

古材だけでなく、古仏、古器ほか、みどころ多い品々二百数十点がならびます(一部はhonograのインスタグラム @akenosora8 で御覧いただけます)。

●『工芸青花』17号
○2022年1月末刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、村上隆他





20220125

奈良の指物師だった松本栄哉。

今週末からです。

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*1月28日は青花会員と御同伴者1名
*入場制限、時間制限をおこなう場合もあります
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

以下は今展によせた小松さんの文です。

「松田んとこの古材は法隆寺の古材だ」と言われたのも今は昔、そんな事を知っている人も少なくなりました。

松田栄吉 明治25年12月10日−昭和33年1月18日
松田秀雄 大正6年12月14日−平成25年9月24日

親子2代「栄哉」の名で古材を使い、指物をしてきました。栄吉はお茶、お花の松月御流の家元としても活躍し、そこは当時、奈良町界隈の文化サロンとして多くの人が集まったそうです。天理教の2代目真柱、中山正善(1905-67)も栄吉に魅入られた一人で、天理教変革期で多忙だったにも関わらず、栄吉との時間をつくるため、風呂を共にするなどして会話の時間をもったといいます。また山林王として知られる北村又左衛門(1902-85)も栄吉のお茶の弟子で、入門の動機は、栄吉と過ごす時間を得るためでした。こうした事からも、栄吉の博学ぶりと魅力的な人柄が窺えます。

昭和3年(1928)、栄吉はトラック23台分の古材を法隆寺より譲り受け、昭和13年「あかしや」の水谷嘉六と、東京美術倶楽部にて法隆寺古材の展観を行なっています。今回の「あをに」展では、松田氏よりお譲りいただいた同展出品の古材12点を、敷板として使い、花器などと取り合わせ、皆さまにご覧いただけたらと思っております。

『工芸青花』17号にて河瀬無窮亭、今回は松田栄哉親子に光をあてました。引続き奈良の残映をご紹介できる仕事が出来たらと思っています。

古材だけでなく、古仏、古器ほか、みどころ多い品々二百数十点がならびます(一部はhonograのインスタグラム @akenosora8 で御覧いただけます)。

本展は『工芸青花』17号特集「奈良と骨董─無窮亭河瀬虎三郎」にちなんだものです。

●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、村上隆他





20220124

スイス、ミュスタイアのザンクト・ヨハン修道院。雨の1日でした。『工芸青花』13号「スイスのロマネスク」特集より。
https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika013.html

公開しました。

●通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ20|新約篇2|降誕
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=777

昨年12月におこなった講座の録画です。以下は参加者のアンケートより。〈旅の写真はとても楽しいです。癒やされます〉〈ノルウェーの木造建築による教会とその壁画が独特で楽しめました〉〈今回みたアルメニア写本と棟方志功の絵がすごく似ていると思いました〉〈学生時代に金沢先生の授業がとてもたのしかったので、また……と思い受講しました〉





20220123

骨董通販サイト seikanet 公開中です(1月31日まで)。「民藝と工芸」特集。各自の「民藝」解釈もみどころ、読みどころです。
https://store.kogei-seika.jp/

スペイン民陶、大津絵天神図、絵瀬戸筒盃、ガラス絵イコン、呼継ステンドグラス、藁製背当、麦藁手向付、絵馬、蝶文吉野椀など。





20220122

法隆寺古材。「奈良と骨董:あをに」展出品作

来週からです。小松さん(honogra)の御尽力により、古材だけでなく古仏、古器ほか、みどころ多い品々二百数十点がつどいます(一部はhonograのインスタグラム @akenosora8 で御覧いただけます)。防疫につとめつつ、予定どおり開催します。

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*1月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

同展は『工芸青花』17号特集「奈良と骨董─無窮亭河瀬虎三郎」の関連企画です。

●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、村上隆他





20220120

三谷龍二(木工)+辻和美(ガラス)+安藤雅信(陶)。「生活工芸の作家たち5:つどう2」展の出品作です。

あらたな催事のお知らせです。

●講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ75|新約篇4|エジプト逃避
○2月10日(木)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=772

●展覧会|生活工芸の作家たち5:つどう2
○2月25日-3月1日|13-20時|工芸青花+悠庵(神楽坂)
○出品|安藤雅信/辻和美/三谷龍二
*2月25日は青花会員と御同伴者1名のみ
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220201.html

●講座|工芸と私57|安藤雅信+辻和美+三谷龍二|生活工芸と海外
○2月26日(土)17時@ギャルリももぐさ(多治見)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=775





20220119

フランスの画家、ロベール・クートラス(1930−85)のカルト。生前にえらび、並び順も指定されていました(額装は歿後)。

公開しました。

●通信講座|工芸と私16|小林和人+山内彩子|工芸店と画廊のいま
○公開|2022年1月13日-4月17日
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=774

〈今回は、代々木上原と吉祥寺で工芸店をいとなむ小林和人さんと、麻布台で画廊をつづける山内彩子さんのお話です。小林さんは工芸店主としてはめずらしく、概念づくり(あらたな価値の創出)をこころがけているように思います。いっぽう山内さんはいまどき稀有なことに、SNSもオンラインショップもやらずにいながら作家と顧客の信頼が篤く、着実な運営をはたしています。前半は山内さん、後半に小林さんのお話をうかがいます〉

Gallery SU(山内さん)の11年、Roundabout(小林さん)の21年とOUTBOUND(同)の13年を、スライドでふりかえる前半でした。クートラスを起点とするSU、仮設的にはじまったRoundabout。それぞれのはじまりがのちに原点化されてゆく、ふたりの軌跡のまっとうさがよくわかりました。後半は工藝風向の高木崇雄さんをまじえた鼎談です。

『工芸青花』では、作家の堀江敏幸さんによるクートラス伝を連載しています。次号17号のタイトルは「震えを生み出す間隔」、カルト論でした。

●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、村上隆他





20220116

法隆寺古材

近づきました。出品者の小松義宜さん(honogra)から、うれしい知らせが届きました。今回の展示は『工芸青花』次号(17号/1月末刊)特集「奈良と骨董─無窮亭河瀬虎三郎」にちなんだものですが、世にでることじたい稀な無窮亭旧蔵品の出品がかないました。秋篠寺の仏像残欠です(honograのインスタグラムで紹介されています)。

●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
*1月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html

●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|麻布(45R製)張り上製本|見返し手漉和紙(石州)
○カラー232頁|限定1200部|18,000円+税
*定期購読のお申込みはこちらから(17号のみの販売は後日)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
2|タイの古陶 永田コレクション
3|生活工芸と村上隆
連載|ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
精華抄|青柳恵介、小澤實、高木孝他





20220115

骨董通販サイト seikanet は本日19時公開です。特集は「民藝と工芸」。竹橋の近代美術館の「民藝の100年」展(2月13日まで)、駒場の民藝館の「美の標準」展(3月20日まで)、ともに必見です。
https://store.kogei-seika.jp/

seikanet 監修者、古美術栗八の高木孝さんの連載「骨董入門」も更新しました。「ヤフオク前夜」。知らない話ばかりでした。挿図は猫の水滴ほか。なごみます。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/022.html





20220112

東方三博士といえば、ブルゴーニュ地方オータン、サン・ラザール大聖堂のロマネスク彫刻。2002年に建築家の中村好文さんと、2018年に美術史家の金沢百枝さんとたずねました(写真は2018年)。天使の指、花形の星、ワッフルのようなふとん。

あさってです。

●講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ74|新約篇3|東方三博士の礼拝
○1月14日(金)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=705







20220108

骨董通販サイト seikanet 公開中です(1月14日まで)。追加出品もありました。
https://store.kogei-seika.jp/

李朝石鍋、唐津平盃、南京赤絵、漆菓子盆、青磁筒茶碗、木製マネキン残欠、ドイツ錫皿、欧州ツイストグラス、欧州金彩カットグラスなど。





20220107

スペイン・ロマネスク取材中の金沢百枝さん。うしろはプエンテ・ラ・レイナ(王妃の橋。11世紀)。

公開しました。

●通信講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ19|新約篇1|受胎告知
○公開|1月6日-4月10日/約85分
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=771

金沢さんから……気持をあらたに、新約聖書の図像に挑みたいと思います。新しい世界のはじまりを告げる「受胎告知」から。今後もキリスト伝をたどりますが、1回ずつでもわかるようお話するつもりです。また、聖母マリアの象徴が頻繁にでてくるので、旧約聖書篇の復習にもなるかと思います。

以下も募集中。来週です。

●講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ74|新約篇3|東方三博士の礼拝
○1月14日(金)18時半@自由学園明日館(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=705





20220105

ガラス作品は石川昌浩さんとの共作です。監修は美術史家の金沢百枝さん。seikashopより。

●豊永盛人の沖縄旧約聖書
https://www.kogei-seika.jp/shop/toyonaga_ot.html







20220104

すこしですが、seikashopにギリシア神話シリーズを追加しました。監修は古典学者の河島思朗さん。漆器は木漆工とけしさんとの共作です。

●豊永盛人の沖縄ギリシア神話
https://shop.kogei-seika.jp/products/list.php?category_id=31







20220102

2014年秋にはじめた青花の会は、『工芸青花』その他の出版(1)、講座や展観などの催事(2)、seikashopやseikanetなどの物販(3)をおこなっています。新潮社という出版社に属していますが、わりと独立的です。三つの仕事がありますが、基本は(というか根本は)、取材すべき対象をえらび、取材し、つたえることです。それを、起点的、独自的、一貫的におこなうことを心がけています。今年は仕事の幅がすこしひろがりそうなので、あらためて整理しました。(菅野)
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1月末には展観があります。『工芸青花』17号も(2月になるかもしれませんが)刊行します。
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●展観|奈良と骨董:あをに
○1月28日-2月1日@工芸青花(神楽坂)
○出品|小松義宜(honogra)
*1月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220101.html
─────
●『工芸青花』17号
○2022年1月末−2月初旬刊
○A4判|カラー232頁|限定1200部|価格未定
*定期購読のお申込みはこちらから
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4

目次
1|奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
・記憶の花 川瀬敏郎
・どれも「奈良」 小松義宜
・河瀬家二代 杉村理
2|タイの古陶 永田コレクション
・タイ陶磁概説 閑野譚
・掘るか広げるか 永田玄
3|生活工芸と村上隆
・三谷さんと生活工芸の四〇年 菅野康晴
・三谷龍二さんと松本で 村上隆
・赤木明登さんと輪島で 同
・辻和美さんと金沢で 同
・内田鋼一さんと四日市で 同
・安藤雅信さんと多治見で 同
・松本武明さんと川越で 同
・広瀬一郎さんと西麻布で 同
・平松洋子さんと神楽坂で 同
・高橋みどりさんと南平台で 同
・伊藤まさこさんと代官山で 同
・有山達也さんと馬喰町で 同
・旅の終りに 同
・座談会「生活工芸の作家たち」 赤木明登+安藤雅信+内田鋼一+辻和美+三谷龍二+村上隆+菅野康晴
・年表「生活工芸の時代」
連載
・ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸
石州和紙 若菜晃子
扉の絵 ハタノワタル
精華抄 青柳恵介、小澤實他
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写真は『工芸青花』17号特集「奈良と骨董─無窮亭河瀬虎三郎」より、無窮亭自作の竹花入にいれた川瀬敏郎さんの花。





20220101

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

骨董通販サイト seikanet は本日19時公開です。初売りです。
https://store.kogei-seika.jp/

seikanet 監修者、古美術栗八の高木孝さんの連載「骨董入門」も更新しました。〈「骨董は資産」と云う言葉をきいたことがあります。ある意味、間違いではないのでしょうが、私には違和感があります。プロにとって骨董は売買する「商品」でもあるのですが、「商品」と云うとらえ方にも違和感があります〉。年初に、初心忘るべからずの文でした。
https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi/021.html

写真1点目は豊永盛人作「沖縄ギリシア神話/干支/寅(豹とデュオニソス)」、2点目は「骨董入門」より仙厓筆「観世音寺図」。






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