20230730
開催中。キュレイションのきいた(つまり、それを可能にするだけの品物をそろえた)、個人の骨董商では稀な展示と思います。─
会場は「グレートマザー」「うずまき」「エロス」「トリックスター」「翼あるもの」「影」「ファルス」ほか20のテーマにわけられ、毛涯さんの解説とともに古代各地の文物が配置されています。毛涯さんもほぼ全日在廊予定です。
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■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html
20230728
はじまりました。会場は「グレートマザー」「うずまき」「エロス」「トリックスター」「翼あるもの」「影」「ファルス」ほか20のテーマにわけられ、毛涯さんの解説とともに古代各地の文物が配置されています。毛涯さんもほぼ全日在廊予定です。─
■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
*7月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html
20230728
夜は色校。9月刊です。20230726
知人の医者も、古物を部屋においていました(というより、そのための部屋をつくりました)。古代の遺物との対話は、なにを知ることになるのでしょう。今週末から。─
■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
*7月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html
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■講座|毛涯達哉|古代文物と精神分析
□7月28日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-70
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写真提供|神ひとケモノ
20230724
先週はテンペラ技法の実習がありました。思いのほか金工的作業が多いことがわかりました。─
実習|金沢百枝監修|西洋中世美術の技法|全5回
https://store.kogei-seika.jp/products/1042
20230724
取材しました。─
『工芸青花』19号
https://store.kogei-seika.jp/products/4
20230721
公開しました。─
米山菜津子「工芸時評5:解体と結合」
https://www.kogei-seika.jp/blog/yoneyama/005.html
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〈昔、デッサンで自分の顔を描くという課題をやったとき、だいたい実物と同じ大きさに感じさせたかったらひとまわり大きめに描いたほうがいい、と教えられたことがある。やってみると確かにそうで、たくさん描き込んだつもりでも実物の情報量よりはどうしても少なくなるから、どうも小ぶりに見えてしまう。さらにそこに存在感を宿すには、情報量を詰め込むだけではだめで、何かのまとまりや関係性を見つけだして2次元の上に演出しないとならない、それをどうやってやるのか〉うものだった。(略)15冊ぶん見終えたとき、正直なところ、自分は自分の最近の本のつくりかたに対して猛反省することになった〉
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撮影|米山菜津子
20230720
来週末から。こういう展示/アプローチができたらと思っていました。講座の残席わずかです。─
■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
*7月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html
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■講座|毛涯達哉|古代文物と精神分析
□7月28日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-70
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毛涯さんから|
私が扱う古代エジプト、メソポタミア、ギリシア、ローマなどの遺物について、それはどういうものかと問われると、しばしば回答に困ることがある。多くの場合「古美術」と答えるようにしているのだが、古く美しいものであることは確かである反面、美術品や作品と呼ぶにはいささか抵抗がある。現代で生み出される美術品と古代人の残したものが大きく異なるのは、個人ではなく集団によって作り出された文物であるという点。今までの蒐集を振り返ると、文化や地域を超えていくつかの類似点を持っているところが興味深い。フロイトやユングに代表される精神分析学はそのことに大きく注目した学問である。フロイトは研究の上で古代の文物に興味を持ち、美術的価値というよりは人間研究の資料として蒐集していた。ユングもまた、彼が定義した「元型」のうちの代表的なグレートマザー(大母)は古代の地母神や女神から導き出した。
古代人は自立した個であるよりは集団の一員であり、その行動は非理性的、魔術的、宗教的、倫理的に神々の行動と結びついていた。そのことを集団で共有するための「神話」が存在し、信仰という形で数々の像を生み出した。神話とはこころの表明であり、そこに表されているのはこころ(ゼーレ)の本質であるとユングは述べている。人間の本能とも呼ぶべき普遍的無意識によって生み出されたイメージを投影したものたち。それはこころの形とも呼べるのかもしれない。今展では文化的背景よりも、人間の深層に眠っている無意識の発露を思わせるものに焦点を当て、人間のこころと精神の観点から古代遺物を鑑賞する手がかりとしたい。
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写真提供|神ひとケモノ
20230718
通信講座、公開しました。熱く、真摯な対話でした。─
■通信講座|工芸と私28|オオヤミノル+堀部篤史|店と本と時代と
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e28
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オオヤミノル OYA Minoru
1967年生れ。20歳より喫茶店開業。ネルドリップ、オールドエイジングコーヒー、低カロリー焙煎等を、日本の味作りを踏襲するコーヒーの可能性と考える。ハラスメントと呼ばれる行為と認識の解体再構築理解により生れる、シン労働者によるグローバリズムのギャグ化を計画中。
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堀部篤史 HORIBE Atsushi
京都、河原町丸太町の書店「誠光社」店主。書店経営のかたわら、同店より編集・出版も行う。これまで編集、刊行してきた書籍は『アウト・オブ・民藝』(軸原ヨウスケ・中村祐太著)、『喫茶店のディスクール』(オオヤミノル著)、『moving days』(平野愛著)ほか。著書に『火星の生活 誠光社の雑所得2015-2022』、『90年代のこと 僕の修業時代』など。
20230717
先週は建築家・中村好文さんと増田奏さんによる「住宅設計入門」講座の6回目でした(全8回)。最終提出にむけて、みなさんの案もかたまりつつあり、部分の話に移りつつあります。F・L・ライト建築の明日館(1921年)に毎月かよえるよろこびも、年々つよくなる気がします。https://store.kogei-seika.jp/products/955
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『工芸青花』10号
https://store.kogei-seika.jp/products/242
*中村さんと取材した記事「意中の美術館 ビルバオ・グッゲンハイム美術館の巻」を掲載しています
20230715
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は本の革製外箱。随想は「小林正樹監督のこと8」です。小林正樹にかぎらず、すこしまえから、映画史的にも貴重な証言がつづいています。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/032.html
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〈高木さん監修の骨董通販サイト seikanet も公開しました。今回は「考古・宗教美術」特集。元興寺千体地蔵、五輪泥塔、古瓦残欠、猿投徳利、唐津陶片ほか。出品者の真摯な解説もぜひ。
https://store.kogei-seika.jp
20230714
品切がつづいていた金沢百枝さん監修のロマネスク・アクセサリ、再入荷しました。とおくをみる/思う感覚をもつことができるところも、独特のよさかと思います。─
■ロマネスク・アクセサリ|ベアトゥス写本
□監修|金沢百枝+制作|佐藤祐子
□ネックレス、ピンバッチ、ブローチ
□シルバー製+石(サファイア、ガーネット)
https://shop.kogei-seika.jp/products/list.php?category_id=24
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ロマネスク・アクセサリ(ベアトゥス写本)は美術史家の金沢百枝さん監修、アクセサリ作家の佐藤祐子さん制作によるシリーズです。ベアトゥス写本はあざやかな色彩とのびやかな線の挿絵が魅惑的な中世の写本群です。原本はスペインの修道士ベアトゥスによる「ヨハネ黙示録」の註解書(776年)で、10-13世紀の彩飾写本約30冊が現存しています。そのうち『ウルジェイ・ベアトゥス』と『サン=スヴェール・ベアトゥス』より、モチーフを選びました。
20230712
茶人・木村宗慎さんの通信講座、公開しました。著書『利休入門』等で展開した自身の「侘び」論を文化史的に更新する、ききごたえある内容です。─
通信講座|工芸と私27|木村宗慎|青花磁器と茶の湯
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e27
20230709
『工芸青花』19号(今夏刊予定)。夏の作業ははかどらないような、はかどるような。https://store.kogei-seika.jp/products/4
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定期購読募集中です。
20230707
次回の催事です。毛涯さんと、今年のテーマをどうしようかと話しているとき、念頭にあったのは「収集家としてのフロイト」展図録(1996年/三日月)でした。─
〈フロイトにとって、古代遺物の収集は最大の楽しみだった。フロイトの考古学への思いは、古代ギリシャ、ローマへの憧憬だけでなく、彼の精神分析そのものとの方法論上の深いつながりがあるためだと思う。晩年、フロイトはこう語っている。「一人一人の人間の無意識の深層に潜む幼いときの記憶の断片を手がかりに、人々の心の歴史を再構成する精神分析の手法は、考古学のそれと共通のものを持っている」。心理学の本よりも考古学の本をたくさん買い込んだと言われるほどである〉(小此木啓吾「古代美術を収集したフロイト」『収集家としてのフロイト』)
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■展覧会|古代文物と精神分析
□7月28日-8月1日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□出品|毛涯達哉(神ひとケモノ)
*7月28日は青花会員と御同伴者1名
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230701.html
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今回は、とくに講座もおすすめです。
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■講座|毛涯達哉|古代文物と精神分析
□7月28日(金)18時@一水寮悠庵(神楽坂)
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-70
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写真提供|神ひとケモノ
20230705
seikashopに、つちや織物所の土屋美恵子さんが主宰する「奈良木綿手紡ぎの会」の手織りタオルと本を掲載しました(通信販売しています)。先日おこなった土屋さんの講座「よい布ってなんだろう」の、ひとつのこたえがここにあります。https://store.kogei-seika.jp/collections/nara_momen
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土屋さんの講座も、通信講座として配信中です。
https://store.kogei-seika.jp/products/lecture-kogei-e26
20230702
開催中。夏至の宮田さんも在廊予定です。ぜひおはこびください。─
■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□監修|夏至
□出品|梶原靖元/陶 加藤尚子/硝子 高田晴之/漆 津田清和/硝子 濱野太郎/染織 林友子/額装 深澤彰文/陶 藤井繭子/染織 宮下香代/軸装 村田匠也/陶
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html
20230701
古美術栗八・高木孝さんの連載「花と器と」更新しました。器は時代香筒。随想は「小林正樹監督のこと7」です。(バブル時代に昭和の亡者がさまようような)不穏さにひきこまれます。https://www.kogei-seika.jp/blog/takagi_hana/031.html
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〈監督が言います。「田中絹代の遺品を記念館と云うカタチで遺すためには、収蔵品のリスト作り(所蔵品一覧)が必要だそうです。それを栗さんにお願いしたい」〉
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高木さん監修の骨董通販サイト seikanet は本日19時公開です。
https://store.kogei-seika.jp
20230701
開催中。今日から一般公開日です。ぜひおはこびください。─
■展覧会|「夏至」的生活工芸
□6月30日-7月4日|13-20時|工芸青花(神楽坂)
□監修|夏至
□出品|梶原靖元/陶 加藤尚子/硝子 高田晴之/漆 津田清和/硝子 濱野太郎/染織 林友子/額装 深澤彰文/陶 藤井繭子/染織 宮下香代/軸装 村田匠也/陶
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230601.html