20200630
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=396
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〈そこに点景のように色がある〉
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「四時之花10|6月29月-7月5日」より《花=岩菲仙翁、八幡草、宝鐸草、萱/器=時代手付籠》(部分)
20200629
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=396
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〈花がめだつ春秋にくらべて、 夏の山野の主役は緑〉
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「四時之花10|6月29月-7月5日」より《花=山百合、芋蔓、岡虎尾、水引、黒鬼灯、朝鮮紫苑/器=手付荒組籠》(部分)
20200629
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=396
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〈夏の花らしさとはなんでしょう〉(川瀬敏郎)
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花=笹百合、半夏生、山紫陽花、河原撫子、薄
器=唐物耳付籠
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
20200628
『工芸青花』の新刊14号を紹介しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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特集3本目は「メキシコのブリキ絵─芹沢銈介コレクション」。ブリキに描かれたメキシコの古いキリスト教絵画(民衆的奉納画)の記事。芹沢が収集した全18点を、芹沢旧邸で撮影しました。
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〈染色家の芹沢銈介(1895−1984)は静岡県生れ、東京高等工業学校図案科卒業後、柳宗悦(1889−1961)と沖縄の紅型を知り、工芸の道、型染の道へすすみます。その仕事の大略は生前に建てられた静岡市立芹沢銈介美術館(白井晟一設計)でみることができます。芹沢は大収集家でもあり、館では彼があつめた世界の工芸品約4500点を収蔵、展示しています。古道具坂田の坂田和實さんはかつて芹沢邸へエチオピアの十字架など持参した日のことを回想し、「帰り道は嬉しかった。この人を目標とし、この人をウッと唸らせる品物を集めようと心に決めた」と書いています〉
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特集筆者のひとりは工藝風向の高木崇雄さん。今週水曜(7月1日)夜、高木さんの講座をおこないます。テーマは「疫病と工芸」。〈かつて疫病とともにあった社会において、どのように工芸は繕いをなしてきたのか。今回は、繕いとしての工芸、集団の祈りとして生まれる工芸の姿、そして、工芸店という場のこれからについて考えてみようと思います〉(高木さん)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=383
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14号の販売店を募集しております。以下へお問合せいただけましたら幸いです。
info@kogei-seika.jp
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
20200627
通信講座「工芸と私1|工芸の本をつくる」、公開しました(7月27日まで)。校正者の牟田都子さんと、ライター/編集者の衣奈彩子さんの対談です。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=397
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牟田さんも衣奈さんも『工芸青花』をともにつくる仲間ですが、それ以前から青花の会員(定期購読者)でもありました。
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〈工芸への関心は、15年前に自分ひとりの小さな食卓のための食器を選んだところから始まりました。雑誌の切り抜きを手に、日本のものも外国のものも、工業製品も手仕事の道具も、古いものも新しいものも、分けへだてなく見て歩きました〉(牟田さん)
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〈私にとって、工芸の本を読むこと、工芸の本に関わることは、いくつになっても「ちょっと背伸びして」行うことだったりします。(略)けれども頭のなかは、うつわをはじめとする工芸のことでいつもいっぱいなのです〉(衣奈さん)
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もちろん青花の話にかぎらず、校正の仕事、編集の仕事について、そしてことに興味ぶかかったのが、2000年代はじめ、いわゆる「暮し系」(のちに「生活工芸」)文化の最盛期に20代だったふたりが、それをどううけとめていたか、という話でした。
20200626
『工芸青花』の新刊14号を紹介しています。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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特集ひとつめは「北京の工芸」。陶芸家でギャルリももぐさ代表でもある安藤雅信さんと北京をたずねました。〈多くの人と話しましたが、この記事で紹介するのは7名。黄永松(編集者。1943年生れ)、王峰(陶芸家。1972年生れ)、李曙韻(茶人。1969年生れ)、白昀澤(骨董商。1988年生れ)、徐漠(金工家。1968年生れ)、李若帆(工芸店主。1972年生れ)、馬可(衣服デザイナー。1971年生れ)の各氏です。意外なことに、北京生れはいませんでした。話していてつよく感じたのは、ああこの人たちのよりどころは足もとにあるんだな、ということでした。たとえば老荘、孔孟、唐宋明代の文人文化などです。そうした連続性、内発性は日本文化もかつては(大陸とはことなるかたちで)有していたはずですが、戦後急速にうしなわれました。かわりのよりどころはあるのでしょうか〉
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安藤さんには来月(7月)18日、この記事をテーマにお話をうかがいます。多治見にある「ももぐさ」はすばらしい場所なので、よろしければぜひ。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=385
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14号の販売店を募集しております。以下へお問合せいただけましたら幸いです。
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
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20200624
gallery yamahonの山本忠臣さん監修による「yamahon的工芸」展、開催中です(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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写真は今朝の会場より、辻村史朗、辻村唯、津田清和、紀寺佳丈作品。
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「つかう」を手ばなさずに「みる」こと。「もの」と「こと」がひとつであること。
20200624
gallery yamahonの山本忠臣さん監修による「yamahon的工芸」展、開催中です(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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写真は今朝の会場より、杉田明彦、中野知昭、金森正起、山田洋次作品。
20200624
gallery yamahonの山本忠臣さん監修による「yamahon的工芸」展、開催中です(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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写真は今朝の会場より、植松永次、小澄正雄、浅井庸佑、岸野寛作品。
20200623
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週7点ずつ公開。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=395
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〈到来するもの、なれあわないもの〉(川瀬敏郎)
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「四時之花9|6月22-28日」より《花=針蕗、宝鐸草/器=高麗象嵌柳鳥文瓶子》(部分)
20200622
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=395
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写真は「四時之花9|6月22日-28日」より《花=藺、薄、雁足/器=常滑三筋壺》(部分)
20200622
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=395
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〈山の気配ある花をあつめました。里の花は人に身近なたのしみですが、山の花はそうではない〉(川瀬敏郎)
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花=武蔵鐙
器=古銅亜字形華瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
20200620
「yamahon的工芸」展、昨日からはじまりました(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。ひさしぶりに多くの器、道具を手にとり、あらためて、よいものだなと実感しました。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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〈一つの器が持つ「無」は、空気感とも言い換えられると思いますが、私はこの空気感との静かな対話によって、作り手が素材から得た感覚、素材と向き合って生まれた形、作り手の姿勢や器物に対する思考に思いを巡らせます。もちろん自分が持ち合わせていない価値観と出会った時はすぐには判断できず、器を眺めては時間をかけて触れていくことになります〉〈そうしたことを繰り返し、20年の歳月が過ぎましたが、やはり言葉による蘊蓄には関心がなく、「無」(空気感)を感じること、器の声を聞くことでその本質を知ることが出来るように思います。器物に美を見出して来た日本工芸の歴史は、時代の空気と共に変化し、今もなお脈々と受け継がれています。取るに足らない雑器に人や自然の気配を感じ、そして自己を見つめる。器を通して私はそうした世界観を伝えたいと願うのです〉(山本忠臣)
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出品|浅井庸佑 荒井智哉 安藤雅信 岩田圭介 植松永次 金森正起 岸野寛 紀平佳丈 小澄正雄 辻村史朗 辻村唯 津田清和 中野知昭 中山秀人 林友子 古谷宣幸 三谷龍二 望月通陽 山田洋次 渡辺遼
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*写真は初日の様子です。
20200620
「yamahon的工芸」展、昨日からはじまりました(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。会場が広くないので小品が主ですが、「生活工芸とはなにか」という問いにたいする、山本さんのこたえなのだと思います。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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〈思い返すと本当にあっという間の20年でしたが、十年一昔と言われる通り、私がギャラリーを始めた頃とは、工芸を取り巻く状況も随分と変わりました。地方にも器を扱う店やギャラリーが増え、また工芸家の活動の場も、海外で展覧会を開くことがすでに特別ではない時代となりました。SNSなどを通じて工芸が世界に広がる昨今、私のギャラリーにも海外からのお客様が器を求めてお越しになります。時折、海外誌からの取材依頼もお受けしますが、その時に必ずと言っていいほど尋ねられることがあります。「どういう基準で作家や器を選んでいるか」という質問です。生活工芸から茶道具、平面作品やブロンズ作品もあり、また湯呑にしても2000円から20000円という金額も含め、文字通り多種多様な店なので、そのストレートな質問には戸惑ってしまいます〉(山本忠臣)
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出品|浅井庸佑 荒井智哉 安藤雅信 岩田圭介 植松永次 金森正起 岸野寛 紀平佳丈 小澄正雄 辻村史朗 辻村唯 津田清和 中野知昭 中山秀人 林友子 古谷宣幸 三谷龍二 望月通陽 山田洋次 渡辺遼
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*写真は初日の様子です。
20200620
「yamahon的工芸」展、昨日からはじまりました(神楽坂一水寮。28日まで。15−19時)。さまざまな角度で、みごたえがあります。https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200601.html
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〈伊賀の「gallery yamahon」と「京都やまほん」の代表であり、建築家でもある山本忠臣さん監修の工芸展です。gallery yamahon(2000年開廊)がいわゆる「生活工芸」ギャラリーの代表と目されるのは、あつかう作家や作品の質だけでなく、その立地、空間、展示、カフェのありかたなどもふくめた総合性によります。いいかえれば、「生活工芸」は作家や作品に限定して語りうるものではなく、yamahonのような (じつは)かぎられた「場」でおきていたことなのだろうと思います。下記の文章にもありますが、この20年、すなわち「生活工芸の時代」のあとさきを知る展観になるはずです〉
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出品|浅井庸佑 荒井智哉 安藤雅信 岩田圭介 植松永次 金森正起 岸野寛 紀平佳丈 小澄正雄 辻村史朗 辻村唯 津田清和 中野知昭 中山秀人 林友子 古谷宣幸 三谷龍二 望月通陽 山田洋次 渡辺遼
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*写真は初日の様子です。
20200618
『工芸青花』の新刊14号、販売はじめました。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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〈メキシコを工藝がまだ生きている国として好んだゆえでしょうか、池田三四郎など、古くから民藝運動に関わった人々のうちに、時折ブリキ絵を所蔵している方を見かけます。その中でもとくにブリキ絵を好み、また僕の知る限りにおいて、メキシコのブリキ絵を日本国内でもっとも蒐集したのは、芹沢銈介です〉(高木崇雄/「メキシコのブリキ絵 芹沢銈介コレクション」特集より)
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14号ほかの販売店も募集しております。
https://www.kogei-seika.jp/book/
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
20200617
『工芸青花』の新刊14号、販売はじめました。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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〈花人の川瀬敏郎さん(一九四八年生れ)の花、今回は京都の大徳寺孤篷庵における「たてはな」です〉〈たてはなとは室町期に大成した様式で、芸能としてのいけばなの源流にあたるものです。「山から伐り出した常盤木を浄め、稲藁を選り、さらに蒿の芯を抜き出して束ねて込み(花留)とし、瓶に仕込んで水を張る。居住いを正して心を鎮め、天地を見定め、常盤木を拝して両手で高く持ち上げ、地球の根元に突き立てる気迫をもって込みの真中に垂直にたてると......」〉(「川瀬敏郎の花 大徳寺孤篷庵」特集より)
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定期購読も募集中です。14号からも受付けています。
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20200616
『工芸青花』の新刊14号、販売はじめました。https://www.kogei-seika.jp/book/kogei-seika014.html
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〈昨年四月、陶芸家でギャルリももぐさ代表でもある安藤雅信さん(一九五七年生れ)と、北京を取材しました。主題は工芸で、対象は人でした。詳しくは安藤さんの本文に書かれていますが、近年、北京にかぎらず東アジアで日本のいわゆる「生活工芸」文化がひろく受容されつつあり、安藤さんはその代表作家として、頻繁に彼地で個展、茶会(中国茶)をおこなっています〉(「北京の工芸」特集より)
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info@kogei-seika.jp
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20200616
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=392
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写真は「四時之花8|6月15日-21日」より《花=蛇苺、蕺草/器=フランス硝子花入》(部分)
20200615
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=392
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〈いまは花屋では橙色の雄しべのさきをとりのぞいて売られています。花弁に色がつきやすいからですが、山百合はあの雄しべの色があってこそです〉(川瀬敏郎)
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写真は「四時之花8|6月15日-21日」より《花=山百合/器=白磁花入(黒田泰蔵作)》(部分)
20200615
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=392
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〈6月という月はなにか独特の気分があります〉(川瀬敏郎)
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花=木瓜、紅葉白熊、唐松草/器=瓶子形ガラス瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
20200613
『工芸青花』の新刊14号ができあがり、昨日から発送作業をしています。開梱、検品、扉に望月通陽さんの型染を貼り、奥付に番号を捺印します。スタッフと、会員の方々にも毎回手伝っていただいています(いつもありがとうございます)。明日中に終えて、月曜にまずは会員のみなさん宛に発送します。─
青花入会=定期購読、募集中です。以下には15号からとありますが、14号からも可能です(そのむねお知らせいただけましたら)。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=4
20200611
住宅設計の名手ふたりによる講座「中村好文+増田奏|住宅設計入門」、一般受付をはじめました。8月から、全5回です。─
■プロ教室
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=389
■初心者教室
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=388
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〈この講座では、受講する皆さんに、小住宅の設計をしてもらいます。私は、皆さんのアイデアに耳を傾け、設計案を見せてもらいながら、住宅建築家の立場から、手を差し伸べたり、口を挟んだり、背中を押したり(ときには足を引っ張ったり)して、受講者それぞれのアイデアとこだわりを盛り込んだ基本設計案をまとめ上げるところまで、お付き合いします〉(中村好文)
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写真は中村さん設計《クリフハウス》と海。全5回のうち1回は住宅見学会です。
20200610
高木崇雄さんの連載「工芸入門」更新しました(41/ライブラリ)。本は買うが、読みおえたら図書館に献本する(再読するときは借りる)。コロナ禍の閉館でこまったが、習慣をかえようとは思わない、という話です。https://www.kogei-seika.jp/blog/takaki/041.html
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〈理由としては「誰かとなにかを共有する行為はリスクである」という認識を自分自身に定着させたくないから。他者を、自分自身を孤立に追いやりがちな状況が続いていますが、自らこの状況を加速したいとは思えないのです。(略)そしてまた、図書館という共有の場の特徴が、自分自身への過剰な正当化を押し留めてくれるな、と感じることがままあるゆえ〉
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写真は高木さんの家の本棚。たしかにすくない。そんな高木さんの講座を7月1日(水)夜におこないます。テーマは「疫病と工芸」。繕い、という考えを知りたいと思います。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=383
20200609
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=390
─
〈花に厳しさを求めれば、厳しく孤高の花になり、喜びを求めれば、歓喜に満ちあふれた花になる。侘びを求めれば、一輪の内に宇宙が宿る。人のこころの数だけ花はあり、いけることは無限に通じる〉(川瀬敏郎「『四時之花』をはじめるにあたって」)
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写真は「四時之花7|6月8日-14日」より《花=支那瑞菜、千手岩菲/器=黒根来瓶子》(部分)
20200608
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=390
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写真は「四時之花7|6月8日-14日」より《花=夏椿、山紫陽花/器=高麗象嵌柳鳥文瓶子》(部分)
20200608
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=390
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〈名花、大輪は一輪であたりをしずめる力がある。人の気持が真に晴れるのは、こうした花かもしれません〉(川瀬敏郎)
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花=泰山木、朴の木/器=古銅瓶
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所
20200606
あらたな催事のお知らせです。─
■講座|高木崇雄|工芸入門8|疫病と工芸
□7月1日(水)19時@工芸青花(神楽坂)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=383
*青花14号刊行記念でありつつ、今回のコロナ禍のなかで工芸史家/工芸店主はなにを考えていたのか、率直にうかがえたらと思っています
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■講座|金沢百枝|キリスト教美術をたのしむ56|旧約篇3|創世記3|リリス
□7月16日(木)18時半@自由学園明日館ホール(目白)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=364
*エヴァはアダムの後妻? という伝承について。金沢さんの講座の時間はいつものどかな気持になります
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■講座|工芸と私41|安藤雅信|北京・現代・生活工芸
□7月18日(土)14時@ギャルリももぐさ(多治見)
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=385
*青花14号刊行記念。昨年安藤さんと御一緒した北京取材は、このさきの指針をえた思いでした。「ももぐさ」での出会いもたのしみです
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■展覧会|骨董と歴史:スキタイ
□7月31日−8月9日@工芸青花(神楽坂)
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20200701.html
*昨年も好評だった毛涯達哉さん(古美術商)の展示です。「スキタイ」というテーマはロシア在住の本領発揮
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■講座|中村好文+増田奏|住宅設計入門|全5回|プロ教室
□8月・9月・10月・11月・12月@自由学園明日館(目白)他
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=389
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■講座|中村好文+増田奏|住宅設計入門|全5回|初心者教室
□8月・9月・10月・11月・12月@自由学園明日館(目白)他
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=388
*毎回人気の住宅講座、5年目の今年は「初心者(どなたでも)用」と「プロ(実務経験3年以上)用」のふたつの講座にわけました。講師おふたりの気合がすでに(課題案というかたちで)つたわってきています
20200605
美術史家・金沢百枝さんの通信講座「中世ヨーロッパの世界地図を読む」の公開期間は、来週金曜(12日)までです。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=373
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〈中世ヨーロッパの人々は世界をどのように考えていたのか。イギリスのヘレフォード大聖堂にのこる、1枚の大きな世界地図(Mappamundi/13世紀末)を軸に読みときます〉〈エルサレムを中心とするその地図には、実在の場所だけでなく、「バベルの塔」や「ノアの箱船」など旧約聖書ゆかりの土地・人・物、あるいはギリシア・ローマの神話や物語、そしてアレクサンドロス大王伝に由来するさまざまな民族・怪物・幻獣たちが、絵と文字でことこまかに(愉快に)描写されています〉〈この1枚の地図を手がかりに、宝さがしのように、中世の人々の想像世界を旅したいと思います〉
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雨の日の釣師のように、旅ができない時代の旅人のために。写真は昨年、金沢さんと「ロンドンでみる中世美術」を取材したとき、V&A美術館のエントランス。
20200604
森岡督行さんの連載「森岡書店日記」更新しました。今回は昨年10月の日々。https://www.kogei-seika.jp/blog/morioka/045.html
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森岡さんの日記の連載をはじめてまる7年になりますが、「こんなにいろいろあった月あったかな」と思うくらいの回でした。工芸観を吐露するくだり(公開部分)も、森岡さんのあかるさ(を希求するつよさ)のあらわれのように読みました。〈いまから20年ほど前、中野五叉路付近にあった昭和初期築のアパート、中野ハウスに住むことがなかったら、私は、いまのように「工芸」に関わることはなかったかもしれない〉
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写真は森岡さん撮影のニューヨーク。ドタバタな後半もぜひ。
20200603
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=382
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写真は「四時之花6|6月1日−7日」より《花=笹百合、下野、紅山紫陽花、宝鐸草/器=唐物写籠 初代田辺竹雲斎作》(部分)
20200602
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=382
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写真は「四時之花6|6月1日−7日」より《花=山紫陽花、千手岩菲/器=竹一重切花入》(部分)
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今年は、気がつくと紫陽花のころ。
20200601
花人・川瀬敏郎さんのウェブ連載「四時之花」更新しました(毎週更新。川瀬さんの言葉と花名等を附します)。https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=382
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〈掛花だけの週です。掛花もまたなげいれの基本、というより、なげいれ以外ありえない花。壁にむかっていれるので、よけいなことはできません。宙にうかんだ風情が大事〉(川瀬敏郎〉
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花=藤豆、山何首烏、野茨/器=時代瓢形籠
撮影=佐々木英基/川瀬敏郎事務所