ローマ在住の彫刻家、加藤朝美さんの個展です。ブロンズ等約30点を展示します。加藤さんは1976年にローマへわたり、名匠エミリオ・グレコ(1913-95)に師事しました。初期からローマその他イタリアの街景、風景を主題に制作をつづけています。景色の伸縮による独自の遠近法の創出が、記憶の創出をももたらすような作風が魅力です。加藤さんにはイタリア取材のたびにたすけられてきました。東京ではひさしぶりの展観です。ぜひおはこびください。(菅野)
会期|2019年10月25日(金)-11月4日(月祝)
*10月25日は青花会員と御同伴者のみ
*会期中、作家によるギャラリートークを行ないます
(月-木/15-16時)
時間|13-19時
会場|工芸青花
東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
講座|加藤朝美+金沢百枝|ローマと私
日時|10月25日(金)19時-21時
会場|一水寮悠庵
東京都新宿区横寺町31-13 (神楽坂)
定員|25名
会費|3500円
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加藤朝美 Asami Kato
彫刻家。ローマ在住。1952年埼玉県生れ。名古屋芸術大学彫刻科卒業後、ローマ国立美術学校彫刻科でエミリオ・グレコに師事。1997-99年、名古屋芸術大学教授を務める。ローマ、ベネツィア、シチリア、ドロミテ等の街景、風景を主題に制作を続ける。カーギャラリー(ニューヨーク)、渋谷西武工芸画廊(東京)、シテデザールギャラリー(パリ)、ラディン美術館(イタリア)、恵埜画廊(山形)他で個展。
今展によせて 加藤朝美
「おもしろい! この、歴史と現在が混じりあう風景を彫刻にしてみよう」とイタリアに住みはじめて、もう43年が経ちました。古代から近代まで、各時代が同居する街そのものにアートを感じたのでしょう。