8月2日(金)
午前、神保町の51%Tokyoへ。日本橋にある近代建築の改修計画について相談を行う。新世界菜館にてランチに高菜チャーハンをいただく。新宿3丁目のらんぶるに移動し、ANAの会員向け雑誌『アナログ』のインタビュー取材を受ける。ウィーン行きの機内で読みたくなるような本について。8月6日(火)
午前、次女と東京駅へ。今日から軽井沢のキャンプに向かうので、その見送り。11時30分、店舗に戻り、毎日新聞の取材を受ける。本屋とコミュニケーションについて日本と中国の本屋を比較しながら話をさせていただく。夜、石川昌浩さんのトークイベント。小林和人さんをお招きして、お話をお聞きする。『石川硝子工芸舎 吹業20周年』について。写真家が見たコップの写真と配り手のテキストは、「モノを作る人間が説明しないで結果で見せたい」という石川さんの気持ちから。装丁はサイトヲヒデユキさん。ギリギリの進行で仕上げてくださった。掲載されている石川さんの小学校3年生の通知表について、現在の制作とどう関連があるかどうか。廃業した工場の型を再生産する話から、二酸化炭素をある程度排出する制作がどれくらい環境に負担をかけるかに話題がひろがる。8月7日(水)
夜、ATELIER MUJI GINZA Loungeにて新装版の『包(つつむ):日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン』の出版記念イベントに登壇する。藁、竹、土、紙などの自然素材をつかってつくられたパッケージの数々をカラー写真で紹介する本。私は対外宣伝誌を集めていたときにクレジットに記載された名前で岡秀行の存在を知った。岡秀行のエディトリアルデザインは、写真の扱い方に特徴がある。土俗的なものを端正なイメージに変換していると思う。一緒に登壇した多摩美術大学の佐賀一郎先生の研究によれば、なんと岡秀行はデザイナーになる前に、小説を書いていたという。8月8日(木)
銀座からタクシーで東十条へ。途中、日比谷線の入谷駅付近にて、千葉ビルというおそらく昭和初期に建ったビルを見つける。これまで気づかなかった近代建築の一つだった。タクシーの窓越しに写真を撮る。東十条にて建築家の佐竹さんと会談。「新潟」にて焼き鳥をいただく。建築家が建築に対して持つ責任の範囲についてなどをお聞きする。8月10日(土)
小田急線の豪徳寺駅へ。松岡正剛さんの事務所で、所沢のサクラタウンの図書館に納品する写真集のリストを検討する。その後、早足で豪徳寺駅に戻り、成田空港へ急ぐ。これから上海へ向かう。ところが、その途中、新宿駅でメッセージが入り、東シナ海に巨大な台風が発生していて、今日の上海行きの飛行機が全便欠航になったという。新宿西口のタカノフルーツパーラーでフルーツサンドと珈琲をいただく。*続きは以下より御購読ください
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