撮影=森岡督行(以下同)

11月1日(水) 晴

午前10時30分、日本橋三越本店にてショーウィンドウの仕上がりを確認。写真撮影。13時、都営三田線の志村坂上駅に移動し、某近代建築を見学。建物の内部を案内していただく。かつての佐賀町エキジビットスペースのようなスペースがここで再現できたら素晴らしいだろうと妄想する。近所のモスバーガーにてランチをいただく。


11月3日(金) 晴

家族で鎌倉へ。うつわ祥見さんを訪ねて、来月の展覧会の挨拶をする。銭洗弁天へ向かう途中、ブルータス編集部のAさんと遭遇。鎌倉の大仏のある高徳院へ行く途中、デザイナーのBさんに遭遇。高徳院の門前で茅場町時代のお客様のCさんに遭遇。夕飯に手打ちの蕎麦打ちを体験。


11月4日(土) 晴

12時、日本橋三越本店5階にて鍛金の長澤利久さんとトークイベント。その後ミカドコーヒーに移動し、来月行われるニューデリーでの会議の打ち合わせ。19時、赤坂に移動し、スプタマの会食に参加。会場を出たら、先月ニューヨークで会おうと思って会えなかった二階堂さんと小泉さんと遭遇。


11月6日(月) 晴

早朝4時起床。新宿のバスタから羽田空港駅へ。山手通りの地下トンネル内部の高速で向かったので、30分ほどで羽田空港に到着。朝焼けを見ることはできなかったが、時間には余裕ができた。8時半の飛行機でソウルへ。カモメブックスの柳下さんと同行。程なくして金浦空港到着。電車でソウル駅へ。そこから街並みを見学しつつ、徒歩でソウル市庁舎へ。すでに今日からスピーチを行っている幅さんと内沼さんと合流。タクシーでホンデのサンクスブックスに移動。夕方からサンクスブックスにてトークイベント。たくさんのお客様に参加していただき、店主の李さんに感謝の限りです。


11月7日(火) 晴

朝、タクシーにてソウル市立美術館へ。ソウル市立美術館は、ソウルの中心部にあるが、この日はトランプ大統領が来る日で、およそ5メートル間隔くらいに警備の人が立っている。そして私が乗ったのが、なぜかメルセデスのハイヤー。あたかも要人が到着したような格好になる。その後、国立現代美術館徳寿宮館を見学。13時頃にサンクスブックスの李さんと路上で遭遇し一緒にランチをいただく。午後からソウル図書館にて韓国と日本の書店についての対談。この対談は後日書籍になるという。夜の飛行機で東京に戻る。


11月8日(水) 晴

午前10時、ファッション誌の撮影。土屋太鳳さんご来店。


11月9日(木) 晴

京橋のパナマウントベットのショールームにて選書の打ち合わせ。15時、吉祥寺パルコにて日販の方々と企画の打ち合わせ。18時、銀座の店舗にて J−WAVE の収録。1時間ほど。


11月10日(金) 曇のち雨

新宿バスタより羽田空港へ。お昼の便で札幌へ。機内の専用ラジオで中島みゆきさんの「ファイト」を聞いて泣く。その次に小林旭さんの「熱き心」を聞いて感激する。千歳空港到着。電車にて札幌駅へ。駅前のローソンの前で石神さんと合流し、「たべるとくらしの研究所」に向かう。到着すると青葉市子さんがライブの準備をしていた。トークイベント会場の CONTEXT-S 札幌に移動し、2時間ほど話をする。そのあと、すすきので会食をする。


11月11日(土) 雨

朝、石神さん、辻さんと合流し、モエレ沼公園を見学。器とアンティークの SABITA へ向かい吉田真弓さんにご挨拶をする。カフェで珈琲をいただく。その後、銀座の店舗を開店するときHPから什器を購入した general antiques unplugged へ向かい、佐藤修二さんにそのときのお礼を述べる。GRIS の中華料理を堪能して、夜の飛行機で東京へ。石神さん、辻さんありがとうございます。


11月12日(日) 晴

12時、銀座へ移動。あたらしくオープンする STAND GINZA / 80 にて、これからの銀座について東京画廊の山本豊津さんと対談。銀座で500万円を使ってままごとをしてみたら面白いのではないかという妄想など約2時間。


11月13日(月) 晴

10時、松屋裏のスタバで日記の執筆。14時、表参道のタクラムにて打ち合わせ。16時、銀座の店舗に移動し、諏訪敦さんと成山画廊の成山さんと打ち合わせ。夕方。東北芸術工科大学の宮本先生ご来店。明日から始まる盆地文庫の搬入・飾りつけを行う。


11月15日(水) 曇

昼の新幹線で山形駅へ。藝術学舎に移動して「畏敬と工芸」研究会最後の発表。各自の出品作品とそれに付随する解説テキストが出揃う。ヤマザワのタリーズに移動して自分の解説テキストのための収録。


11月16日(木) 曇

朝の新幹線で東京へ。11時森岡書店取締役陣による定例会。売り上げの確認などリアルな話。14時、ウェブ媒体の「FUTURE IS NOW」にて正月の過ごし方や来年買いたい物などついてのインタビューを受ける。


11月17日(金) 晴

午後、新宿三丁目のランブルにて sunui の富澤さん、片平さんと展示の打ち合わせを行う。高野フルーツパーラーでパフェをいただくかどうか迷ったが、相談の結果いただくことにして、その後大江戸線に乗って六本木ヒルズへ。ほぼ日が主催している「生活のたのしみ展」で小林和人さんと荒井良二さんに挨拶。三國万里子さんを探すが見つからず。夕方店舗に戻り、盆地文庫のレセプションを行う。


11月18日(土) 曇

16時、立教大学の学生のNさんご来店。弊社のことを研究してくださっていて、そのインタビューを受ける。ありがたいかぎりです。


11月19日(日) 晴

11時アド街ック天国の撮影。その後、神田錦町テラススクエアに移動し、京都の YUI BOOKS の小野友資さんと書店の可能性について対談。その後、来年1月に宮崎県で予定しているトークイベントの打ち合わせを担当の小田切俊彦さんと行う。


11月20日(月) 晴

午前、『オズマガジン』の銀座特集の取材を受ける。先日トークイベントでお世話になった清永洋さんの撮影とあってうれしいかぎり。13時、佐藤可士和さんご来店。来月の『えじえじえじじえ』展の打ち合わせ。鮨石島も見学。15時30分に祥見知生さんご来店。『うつわと一日』(港の人)展の搬入飾り付けを行う。本の表紙になっている、荒川慎吾さんも宮崎から来てくださる。


11月21日(火) 晴

11時30分、コレド室町へ。金属工芸作家兼お菓子作家の川地あや香さんの展示を CLASKA Gallery & Shop "DO" で拝見。その後三井不動産の小野寺さんと会食。午後から店舗へ。祥見さん荒川慎吾さんが在店してくださり、お客様を迎えてくださる。東日本大震災時の祥見さんの日記を読む。20時、銀座のやす幸で書籍企画の打ち合わせ。


11月22日(水) 晴

午後、飯田橋桜テラスにて打ち合わせ。そのあと徒歩で九段下の山口萬吉邸へ向かい外から見学。半蔵門の「山本道子の店」にてクッキーを求めて、麻布十番のさる山へ。猿山さんから濱中史朗さんの作品集、“alternative white” 特装版見本を見せていただく。


11月23日(木) 晴

朝の新幹線で京都へ。京都タワーの前で記念撮影。京都タワーの地下でシェービングをしてもらい、サービスで頭も剃ってもらう。担当してくれた人が話好きで、北朝鮮の脱北兵についての見解を述べてくださる。室町和久傳、Books & Things、酒陶柳野と訪問する。詳細は来年1月発売の淡交社『なごみ』に掲載される。


11月24日(金) 晴

宿泊した京都グランドパレスホテルを後に、竹内栖鳳旧邸のレストラン、ザソウドウへ。その後、カフェ工船、菓子・茶房チェカ、櫻谷文庫、かみ添を訪問する。この詳細は来年1月発売の淡交社『なごみ』に掲載される。夜、烏丸御池の青幻舎を訪れ、同社の田中壮介さんと会食。ギリギリで最終の新幹線に間に合う。


11月25日(土) 晴

午前、明大前駅へ。巌谷先生のご自宅を訪問。手土産に阿佐ヶ谷蜂の木の栗蒸し羊羹を持参。奥様の好物が栗蒸し羊羹ということで喜んでくださる。来月展示する写真のセレクトをおよそ2時間。新宿の高野フルーツパーラーでフルーツサンドをいただく。


11月27日(月) 曇

午後、明日から始まる「ロベール・クートラス ある画家の仕事」展の搬入。Gallery SU の山内彩子さんと須山悠里さんと飾り付けを行う。岸真理子さんもご来店。夜、森岡書店総合研究所の会合を鈴木ビル内で行う。川越でのカレー店を実現するための物件の報告や、その屋号についての相談など。「畏敬と工芸」展の解説用のイラストを書く。


11月28日(火) 曇

クートラスの書籍と作品が鈴木ビルの外観と調和していて、ここにこのままクートラスの記念館が出来てもいいのではと思ってしまう。


11月29日(水) 晴

夜、新宿にて会合。ゴールデン街のオープンブックにてレモンサワーをいただく。花園神社酉の市にて見世物小屋を見学。人魚より数百人に一人もらえる鱗を手渡される。


11月30日(木) 曇

帰宅途中、花園神社の酉の市へ。見世物小屋を見学。本日も人魚が胸元から鱗を取り出し、会場に向かって「欲しい人」というポーズをするので、右手を天井に向かって上げると、鱗は私の元にやってきた。人魚は微笑んでいた。






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