骨董界のみならず、いまでは「利休・柳(宗悦)・坂田」と日本文化の革新者の系譜でも語られる故・坂田和實(「古道具坂田」店主。1945−2022)。彼が創始した「古道具」の美学は、世代、地域をこえてさらにひろがりをみせています。そんな坂田さんが最後まで手もとにのこした品物のなかから、約50点を展観します(事前予約制)。
会期|A|2024年11月24日(日)−12月4日(水)
B|2025年1月25日(土)−2月4日(火)
休廊|11月30日/1月31日
時間|12−18時
会場|坂田室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
見料|1000円
協力|有限会社坂田 美術館 as it is 月森俊文
*入場予約は以下より
A|青花会員のみ/事前予約+定員制
B|事前予約+定員制
講座|中村好文+三谷龍二|古道具坂田と生活工芸
日時|2024年11月24日(日)18−20時
会場|青花室
東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)
坂田和實 SAKATA Kazumi
骨董商。1945年生(福岡県)−2022年歿(東京都)。上智大学卒業後、商社勤務を経て、1973年、東京・目白に「古道具坂田」開店。以来、年に数回、海外へ仕入の旅に出かけ、欧州、アフリカ、朝鮮、日本、南米など、さまざまな国の品物を扱う。1994年、千葉県長南町に「美術館 as it is」(中村好文設計)を開館。2012年、渋谷区立松濤美術館で「古道具、その行き先−坂田和實の40年」展を開催。著書に『ひとりよがりのものさし』『古道具もの語り』、共著に『骨董の眼利きがえらぶ ふだんづかいの器』『日本民藝館へいこう』など(いずれも新潮社刊)。